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ORICON NEWS
SEKAI NO OWARI『“ENTERTAINMENT”あふれる初アリーナツアーファイナルをレポート!』
“ENTERTAINMENT”たっぷりのパフォーマンス
「ようこそ!会場がデカいと、みんなの声もデカいね。今日は楽しんでもらえるように、いっぱい曲を用意してきました!」とあいさつしたDJ LOVEに対して、「お前、緊張してるな?(笑)」とツッコミを入れたFukase。「なんかタドタドしい(笑)」とSaoriも指摘し、観客の間から和やかな笑い声が起こった。そして、「ファンタジー」を皮切りに、ますます心地よい一体感で包まれた場内。「天使と悪魔」、「死の魔法」、「不死鳥」……曲が次々披露されるごとに、何とも言えない幸福感が代々木第一体育館全体に広がっていった。
「illusion」の演奏後、往年のファミコン風の絵柄によるアニメーションがスクリーンに映し出された。会場のあちらこちらに飾られている風船の回収をマネージャーからお願いされた映像内のDJ LOVE。風船を集め始めた彼であったが……突然、ステージ上に本人が登場。そして、観客の頭上を漂っている風船めがけてジャンプし、ワイヤーに吊られて空中歩行!ダイナミックな演出に興奮した観客は、大きな拍手を送った。そんなスリリングな場面の後、花道の先端に設置されているセンターステージにひとりで現れたNakajin。「代々木第一体育館には、1回だけ来たことがあるんです。僕、高校の時にバレーボール部だったんですけど、春高バレーを見に来て……」と、思い出を語り、アコースティックギターを弾きながら「TONIGHT」を歌い始めた。前半は彼のソロだったが、途中からメンバーたちも合流。Fukase=コーラス・タンバリン・オモチャのピアノ、Saori=鍵盤ハーモニカ、DJ LOVE=カホン、メンバー各々が楽器を手にし、温かいムードの合奏を繰り広げた。
“4人でどこまでもやってくこと”を俺の夢にする(Fukase)
アンコールの1曲目は、観客の掲げたタオルが曲に合わせて勢いよく回転した「Fight Music」。続いて、「新曲やります!」と告げて、「RPG」。スクリーンに映し出される歌詞を見つめ、爽やかなアンサンブルを感じながら、人々は身体を穏やかに揺らす。そして、「一緒に歌ってくれたら嬉しいです」とFukaseが呼びかけ、ラストを飾ったのは「インスタントラジオ」。観客は、発射された銀色のテープを掲げながら飛び跳ねる。みなの腕に装着されているリストバンドも、ありったけの色彩を輝かせながら点滅。素晴らしい熱気が広がる様を眺めながら、心底うれしそうな表情を浮かべていた4人の姿が印象的であった。
全曲を演奏し終えると、生声で「ありがとうございました!」と叫び、深々と一礼したメンバーたち。手を振りながらステージを後にした彼らに向かって、観客は精一杯の拍手を送る。爽やかな昂揚感に満ちたエンディングとなった。
(文:田中大/Photo by 上飯坂 一)
初のセルフプロデュース野外ワンマンイベント&シングル発売決定!
ツアーファイナルで発表されたうれしいニュース!シングルリリースは「眠り姫」以来約1年ぶり。また、野外イベント2Daysのうち1日は、ボーカル&ギター・Fukaseの誕生日ということもあり、どのようなパフォーマンスを繰り広げるのか期待が高まる!詳細は後日、SEKAI NO OWARIオフィシャルサイト等でアナウンス予定。
◆リリース情報
2013年5月1日(水)発売
ニューシングル
「RPG」(アールピージー)
【通常盤】[CD+封入カード(初回生産分]価格:1260(税込)/品番:TFCC-89428
【初回限定盤A】[CD+限定ライブCD] 価格:1890(税込)/品番:TFCC-89426
【初回限定盤B】[CD+DVD]価格:1890(税込)/品番:TFCC-89427
※4月20日公開の『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!!』主題歌
◆ライブ情報
初のセルフプロデュース野外ワンマンイベント
『炎と森のカーニバル』
日程:2013年10月12日(土)&13日(日)
会場:富士急ハイランド?
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