2020-09-27
桑田佳祐に「天才」と称され、リリー・フランキーに「歴史的な新人」、さらには、映画『ONE PIECE FILM GOLD』の主題歌抜擢の際には、原作者・尾田栄一郎に「ラジオで初めてこの歌声を聴いた瞬間からホレてました」「この声が欲しかった」と言わしめた、ロックユニット・GLIM SPANKY。今回彼らに、インテルPC FES 2020(※)の一環として、DynabookのPCおよび、オンラインで繋いで遠隔セッションができるYamaha開発のアプリケーション『SYNCROOM』を使って新曲を披露してもらった。
(※)インテルPC FES 2020…9月25日〜27日にオンライン上で開催の、最新の第 11 世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーによるコンベンションイベント。Yamahaをはじめ、日本を代表する各界の著名人やクリエイター・プロデューサーが登場し、Business、Creative、Gaming、Music、Programing など、さまざまなカテゴリーとのコラボレーション・コンテンツを通じて、各企業とユーザーへ、世界から見た日本が目指すべき新たなクリエイティブの世界を掲示した。
平成生まれの男女2人組・GLIM SPANKYは、松尾レミ(Vo&G)のハスキーで力強い歌声と、亀本寛貴(G)のエモーショナルでブルージーな演奏が特徴だ。2007年の結成以来、様々な作品の主題歌に起用されたほか、最近ではももいろクローバーZや上白石萌音への楽曲提供も行っている。
2人は、コロナ禍でライブやフェスが次々と中止となった中、4月からインスタライブやオンラインライブを配信、6月には完全宅録曲「こんな夜更けは」を発表するなど、精力的に活動。10月には約2年ぶりとなるアルバム『Walking On Fire』がリリースされる。
今回、新アルバムのリード曲「東京は燃えてる」を『SYNCROOM』を使ってセッションしてもらった。リモートでの音合わせや曲作りとなったコロナ禍での音楽活動への思いや、その中で生まれた新作アルバムに込められた思いを2人に聞いた。
外出自粛中もリモートで新曲作りやライブ配信「時代を切り取ろうともがいた」
――今回『SYNCROOM』を使って、別場所からの音楽セッションでしたが、感想はいかがでしたか?
【亀本】最近はライブが立て続けに中止になって、久しぶりに皆さんに演奏を聞いてもらう機会だったので、すごく楽しめました。やる前は、やっぱりリモートだと音のずれとか気になるのかなという不安が若干あったんですけど、思った以上にすんなりでしたね。違和感なく、普通にレコーディングスタジオとかで、それぞれみんなヘッドフォンしてやってるような感じに近かったよね。
【松尾】そうだね。外出自粛中に、色々なアプリやツールを使ってリモートで音合わせしたりしていたんですけど、どうしても音がずれたり会話が遅れたりすることがあって。特に初めましてのプロデューサーの方とかとコミュニケーションとるのは、会話のリズム感とか、この人はどんな人なんだろうというのが、ちょっとのずれや遅れで難しく感じる事も結構ありました。だから今回、本当にこれが遠隔なのかなっていうぐらい、目をつぶったらそこにいそうなぐらいの感覚でSYNCROOMを使って演奏できたり会話できたりしたので、驚きました。セッションだけじゃなく通話アプリとしても開発してほしいなって思いました(笑)。
――外出自粛期間中も積極的に活動されていましたもんね。
【松尾】この時間を何も生まないまま過ごしてしまうのがもったいないと思って、ミュージシャンとして、この時代を音楽で表現しなきゃいけない、という思いで活動していました。音楽で時代を切り取ることがロックの大事なことだと常に思っているので。本来だったらアルバム制作期間で、同じスタジオにスタッフもみんな入って、レコーディングまでの細かい作業をするはずでしたが、それもできなかったので、自宅でそれぞれ録ったものをディレクターやエンジニアに送って、パソコンでやりとりして、レコーディングまで詰めてくっていう作業をかなりしました。
――普段とは違う状況が、作る音楽にも影響しましたか?
【松尾】ものすごく影響しましたね。日ごろから社会情勢やその時々の自分の状況が影響した音楽を作りたいとも思っている側なので、意識しなくても、勝手に出てくる言葉って絶対に時代とリンクしているんですよね。だから、この状況で今自分が思うことをシンプルに曲に落とし込んだので、今しか書けない歌詞や曲ができたと思っていて、そういう意味ではすごく充実していました。
――ライブが中止になったり、売上が落ちたり、コロナの影響でもちろんネガティブなこともありましたが、ポジティブな側面も持ち合わせていますよね。
【松尾】創作活動的には、今まで時間がなくてできなかったことや、今の状況や心境を未来へつなげる音楽ができたというのは個人的にはうれしいことでした。あとは、より歌詞や曲の意味について今まで以上に結構悩んで、書いては直して、書いては直して、時代を切り取ろうともがいたというか。それって、こういう状況で、自粛でどこにも行けなかったからこそ、感覚がよりセンシティブに鋭く敏感になってそういう創作ができたんじゃないかと、良い風に捉えるようにしています。
良くも悪くも精査される時代「本質がぶれない確信があるからこそ挑戦できる」
――音楽を聴く方も、より歌詞の意味を考えたり、メッセージ性の強い曲を求めたりしていた部分もあったかもしれませんね。
【松尾】そうかもしれないですね。ライブがあると、結構わーって盛り上がる曲が求められますけど、より楽曲重視になってきたなという感覚があります。
【亀本】外出自粛を受けて、良くも悪くも精査される時代になった気がするんです。今までこれいらなくない?って思ってたけど言えなかったことが、今普通に言えるというか。みんな物事に対しても、人に対しても、色んなことをゆっくり見つめ直す時間があったから。そうすると、やっぱり格差が生まれる。音楽でも、上にいる人たちはより領域が狭くなっていって、より選ばれし人、貴重な人材になっていく。中途半端なところにいた人は下に吸収されて、真ん中の領域にいた人たちがいなくなっちゃう流れが生まれるんじゃないかという勝手な予想の元、より気合が入っていますね。それで終わりだというよりは、これ変わるからめっちゃ面白いな、サバイブしたろみたいな気持ちです。外出自粛期間中、周囲でもモチベーション下がっている人がすごく多かったんですけど、僕は逆に上がってたし、今もそういう感じです。
――そういった思いの中、10月に新アルバム『Walking On Fire』リリースを発表されました。今回はどんな作品になっていますか?
【松尾】これまでの流れに一区切りつけて、これまで以上に強い気持ちで挑んだ作品になってます。新しいプロデューサーを加えたり、今まで自分がこれはないな、って勝手に思って切り捨てていたフィルターを1回なくして、やったことのない、やりもしなかった表現というのをもう一度見直して曲作りしたので、今になってもう一度殻をむくことができたと思っているアルバムです。
【亀本】今まで活動してきた中で、自分たちの本質がぶれないっていうのが自分たちで確信できたからこそ、新しいことに挑戦できるというか。松尾が歌えば、僕が弾けば、GLIM SPANKYになるっていうのによりフォーカスした。だから今、新しいことに挑戦することが何も怖くないんです。今回のアルバムは、より明確にその感じが今まで以上に出てるかと思います。もちろん自分たちがイケてるって思うサウンドしかやらないですけど、いろんなサウンドをしたとしても、いろんなメロディーを歌ったとしても、きっと自分たちがやれば、自分たちになるっていう自信があるので、そういうスタンスでやっていきたいなっていうのを改めて確認できたアルバムになりました。
――コロナ禍を受けて音楽業界、エンタメ業界に大きな変化がありましたが、改めて、今後どのようなアーティスト活動をしていきたいですか。
【松尾】SYNCROOMのようなツールも出てきて、もちろん仲間同士でやるのもいいですけど、遠隔で今までセッションできなかった海外のミュージシャンや大御所の方々とも繋がったり、実現できなかったことが実現しやすくなったりして、また新しい形の音楽やコンテンツが生まれる機会も増えていきそうですよね。
【亀本】そうだね。自分たちに関しては、今年は色々な社会の変化がありましたけど、5年10年ではなくて、20年30年やっていきたいと思っているので、どんな状況にあっても、変化し続けて、挑戦していきたいという気持ちに変わりはないですね。当然「ロック」とかは元々自分たちの音楽にあった大事なキーワードではあるんですけど、もっと視野を広げた、それにとらわれないスタンスのGLIM SPANKYというバンドを確立していきたいと思っています。オールドなロックだとか、サイケデリックロックだとか、ブルースロックだとか、今まで言われてきたワードに縛られず、何をやったとしてもGLIM SPANKYっていう1つのエンタメになっているバンドを目指していきたいです。
離れた場所にいる人たちが、リアルタイムに音楽合奏できる
無料アプリケーション「SYNCROOM」
Yamahaが独自に開発した遠隔合奏技術『NETDUETTO(R)』を採用することで、遅延の少ない音声データのやり取りができるため、快適に遠隔合奏を楽しむことができる。
ネットワークへの簡便な接続
家庭用のインターネット回線で、ルーターに特別な設定を行わなくても、通信を簡単に行うことができる仕組み。
バッファ制御による通信安定性の確保
ネットワーク上の通信の揺らぎを吸収し、できるかぎり音楽的に破綻しないような工夫。
さまざまな環境への適応性とプラットフォームの非依存性など高い汎用性
特定のOSなどに依存していない、さまざまなプラットフォームへの高い移植性。
ネットワーク接続時に接続コンディションを計測し、なるべく小さいバッファサイズで、安定した通信を実現。また、接続後もオーディオデータの遅延幅を常に監視しており、場合によっては自動的にデータを補正し、ネットワークの揺らぎを吸収する技術で、場所にとらわれない音楽の楽しみ方を。
*SYNCROOMは2020年9月現在、日本国内限定のサービスです。
軽量スリムボディながらに大容量、美しい映像と高精細カメラ搭載も
さらに約13.5時間のバッテリー稼働で
リモート作業にも最適「dynabook C8」
15.6型大画面で、約19.9mmの薄さ、軽さ約1.84gのスリム&コンパクトボディ
ディスプレイの狭額縁化などにより、従来のスタンダードノートよりもひとまわりコンパクトサイズに。
大容量16GBメモリ&高速ワイヤレス環境で、4K動画もさくさく
室内や公衆無線LANなどのワイヤレス環境において、より高速なデータ転送が可能となる「Wi-Fi 6」に対応。実行スループット(データ伝送速度)が約1Gbpsの高速Wi-Fi環境で4Kや8K映像のストリーミングなどが快適に。
美しいフルHD液晶と約200万画素高精細Webカメラ
高精細で美しく、広視野角で斜めからでも見やすいフルHD液晶を搭載。ノングレアの採用により、太陽光や蛍光灯の下でも映り込みが少ない見やすさ。約200万画素高精細Webカメラとの組み合わせで、オンラインビデオ通話でも臨場感のあるコミュニケーションを。
Windows Hello対応赤外線顔認証を搭載
あなたの顔を画面に向けるだけで、タッチせずに簡単サインイン。パスワードを入力するわずらわしさがなく、パスワード漏えいのリスクも軽減。
約13.5時間のバッテリー駆動「お急ぎ30分チャージ」も
スタンダードノートでありながら、C8は約13.5時間の長時間バッテリー駆動を実現。また、バッテリー駆動時間の約40%を30分で充電できる「お急ぎ30分チャージ」に対応。
専用グラフィックス「NVIDIAA® GeForceA® MX250」を搭載
動画編集やPCゲームなどのグラフィック処理がよりスムーズに。
製品名:dynabook C8
CPU:第10世代 インテル® Core™ i7-10710U プロセッサー
OS:Windows 10 Home 64ビット版
グラフィックス:NVIDIA® GeForce® MX250
メモリー:16GB
ストレージ:512GB PCIe対応高速SSD + 32GB インテル® Optane™ メモリー
ディスプレイ:15.6型 FHD 高輝度・高色純度・広視野角液晶(IGZO・ノングレア)
第10世代 インテル® Core™ プロセッサー
インテリジェントな新次元パフォーマンスを実現する AI、インテル® Wi-Fi 6 (Gig+)、Thunderbolt™ 3 テクノロジー、4K HDRなどにより、上質のグラフィックスと鮮明なメディアを実現し、作業の速度やフローを最適化。
Sponsored by インテル
Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Core、Core Inside、Intel Optane、インテル Optaneは、アメリカ合衆国および / またはその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標です。
* その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。
© 2020 Intel Corporation. 無断での引用、転載を禁じます。