2019-02-22
「朝起きると枕にたくさんの抜け毛が落ちている」、「シャンプーのたびに髪がごっそり抜ける」、「地肌が透けて見えるようになった」……など、年齢問わず、薄毛や抜け毛にお悩みの男性は多いはず。そんな方に知ってほしいのが「AGA(男性型脱毛症)治療」。そこで今回は、デッサン人形を使ったCMでもお馴染みのAGA治療の専門病院「銀座総合美容クリニック」に潜入取材! 「AGAが発症する原因は?」、「治療にかかる費用はどのくらい?」など、同院の正木健太郎院長に聞いた。
薄毛や抜け毛の原因にもいろいろあるが、その多くが“AGA=男性型脱毛症”によるものだといわれている。以前、オリコン・モニターリサーチにて20代〜40代の男性400人を対象に調査をしたところ、ここ数年、AGAというワードが広く拡散しつつあるためか、約3人にひとりの男性(37.0%)がAGA治療に興味を持っていることが判明した。
一方で、興味を持ちつつも専門医の門を叩くことに不安や抵抗を抱えている人が59.0%と6割近くいることも分かった。その理由としては「周りの目が気になる」(佐賀/30代)、「恥ずかしいし、費用も結構かかりそう」(東京/40代)、「本当に改善されるのか心配」(千葉/30代)など、さまざま。
この調査を実施してから数年が経過した現在でも、AGA治療に興味はあるものの、不安や抵抗があるという読者はまだまだ多いのではないだろうか。そこで、そんな“興味はあるけど、不安や抵抗もある” AGAについて徹底調査。
気になるメカニズムから治療法、費用までAGA治療の専門病院「銀座総合美容クリニック」正木健太郎院長が教えてくれた。
銀座総合美容クリニック 正木院長
――そもそもAGAとは何ですか?
「Androgenetic Alopeciaの略で、男性型脱毛症のことです。生え際や頭頂部の髪が薄くなるのが特徴です」
――AGAが発症する原因は?
「男性ホルモンにあると考えられます。男性ホルモンであるテストステロンは、分泌されたときは髪に悪さはしませんが、これが血流にのって毛根近くにたどり着いた時に、皮脂腺から分泌される酵素の影響により、ジヒドロテストステロンというホルモンに変わります。これは髪にとっての“悪玉男性ホルモン”と呼ばれ、通常2年〜6年かかる髪の毛の生え変わりサイクルを短縮してしまうんです。1本1本の髪の寿命を短くしてしまうということですね。なので髪が細くなったり、抜け毛が増えたりするんです」
――そうなんですね! 男性ホルモンが悪玉ホルモンに変わる原因は何だと考えられますか?
「遺伝などの要因が関係していると思います。薄毛や抜け毛の原因がAGAであった場合、生活習慣やヘアケアを変えることでは、なかなか改善は難しいということですね」
――AGA治療は、どういった治療を行うのでしょうか?
「薄毛に対する治療を行っていきます。基本は、内服薬での治療です。酵素を薬で阻害することで、“悪玉男性ホルモン”の産生を抑え、髪の毛の生え変わりサイクルを正常に近づけます。また“髪を太くする”、“しっかりさせる”といった髪の成長自体にアプローチする薬なども治療には使われます」
銀座総合美容クリニックでの診察の様子
――通院される患者さんは、どのような方が多いですか?
「私が外来で患者さんと接していて一番多い悩みは、今までできていた髪型ができなくなってきたというものです。他にも、服が似合わなくなってきた、髪のことを友人や家族から指摘されたなど、気になるポイントは人それぞれです。通院される患者さんの層は20〜40代前半ですが、外観が気になっている方もいれば、抜け毛の増加にともなう進行が不安な方、そして今は症状がなくても将来が不安な方も…。髪の悩みは、年齢を問わず本当にさまざまといえますね」
――効果が出やすいタイミングなどはあるのでしょうか?
「治療が効果的なのは、薄くなり始めた時期ですね。時間が経ちすぎると、髪の毛の再生能力が弱まって反応しづらくなってきます。病気と同じで、症状が重くなってからでは治すまでの時間や労力も大きくなりますし、場合によっては、治療費も掛かってきます。そういう意味でも、早めの治療がいいと思います」
――治療にかかる費用はどのくらい?
「内服薬は、1カ月あたり7020円〜1万8900円(税込み)。毛根直下に直接お薬を導入する『ノーニードル育毛メソセラピー』(1万9440円/1回税込み)という方法もあります」
――治療をやめると、また薄毛になってしまうのでしょうか?
「身体の中の“悪玉男性ホルモン”が完全になくなるわけではないので、AGA治療は“永遠に髪の毛が薄くならない身体を手に入れる治療”ではありません。薄毛になっている状態に対し発毛の治療を行うことで、まず今の症状を改善します。その後は、良い状態を維持するべくコントロールすることが重要で、再度、薄毛が進行したら維持のための治療を行います。また安定している場合、治療をやめることも可能です。AGA治療を行うことで、髪の毛の寿命が延び、人生における髪に悩む期間のコントロールにつながるといえるでしょう」
――銀座総合美容クリニックの目指すAGA医療は?
「治療で一番大切にしているのは、患者さんの悩みに寄り添うことですね。例えば、毛量の多い20代の方が薄毛予防の目的で来院された際、診断の結果治療の必要がない場合は、その旨もちゃんとお伝えしていきます。患者さんの満足、不安の解消につながるなら、もちろん予防の治療も行います。ひとりひとりに合わせた診療を行うことを何より大事にしています」
気になる症状など素直に問診票に書こう
生え際や頭頂部の抜け毛、薄毛が気になり始めたら、頼りになるのが専門クリニック。銀座総合美容クリニックの場合、カウンセリングは無料で行っている。まずは電話やインターネットで予約を取ろう。準備はそれだけでOK。病院と言っても敷居は高くない。事前にシャンプーをしていく必要もなく、仕事帰りにも気軽に立ち寄ることができる。ただし、髪を整髪料でガチガチに固めていくことだけは避けよう。
クリニックに到着したら受付を済ませ、カウンセリングまでにロビーで問診票を記入する。髪の状態や気になる症状、家系的な傾向や体調面などについて素直に記入し、専門スタッフによるカウンセリングで相談することができる。
カウンセリングにてAGAの疑いがあった場合、希望すればそのまま医師による診察を受けることができる。診察では問診、視診、触診、カメラでの撮影、血液検査、希望に応じて遺伝子検査などを受ける。治療方針や期間、費用なども医師と相談できるから安心だ。
患者もモニターで頭皮を確認できる
診察によりAGAと分かった場合は、主に内服薬による治療が行われる。内服薬は悪玉男性ホルモンの影響を抑えるものや発毛効果を引き出すものなどがあり、症状に応じて適切に処方される。費用は人それぞれだが、こちらでは1ヶ月あたり7020〜1万8900円(税込み)。内服薬のほか、有効成分を針を使わず無痛で直接毛根直下に導入する「ノーニードル育毛メソセラピー」(1万9440円/1回税込み)という方法もある。治療期間は症状やその人がどこまでの改善を希望するかによって幅があるが、早い人だと数カ月で毛量の増加を実感できるというから驚きだ。
AGAの基本が分かったところで、早速、予防意識を高めるためにもセルフチェックをしてみよう。薄毛や抜け毛に悩んでいる人も、そうでない人も、まずは以下のチェックシートで自己診断。少しでもAGAへの不安が募るならば、気軽に専門医に相談を!
家系や体質を考えた場合、今のところ薄毛の可能性は少ないでしょう。親族に薄毛の方が多くないかぎり、それほど薄毛の心配をする必要はないかもしれません。きちんと寝る、バランスの良い食事をとるなど規則正しい生活を心掛け、シャンプーを毎日行うといった基本的な生活の部分に目を向け、健康な髪を守っていきましょう。
家系や体質を考えた場合、薄毛のリスクは普通です。親族に薄毛の方が多い場合は、予防という意味で日々のヘアケアに気を使いましょう。カラーリング整髪料の使い過ぎは髪に負担をかけますから極力控え、刺激の少ないシャンプーで毎日髪を洗いましょう。
家系や体質を考えた場合、薄毛の可能性がやや多いと思われます。見た目に薄毛の症状がすでに出ているようであれば、早いうちに専門の医療機関に相談を。症状が出ていないうちであれば、刺激の少ないスカルプ(頭皮)ケアシャンプーを使用して頭皮ケアを心掛けましょう。
家系や体質を考えた場合、薄毛の可能性は多い方だと思われます。男性型脱毛症の場合、早ければ10代後半から、一般的には20〜30代のうちに徐々に毛量の低下が始まります。抜け毛の増加が薄毛進行のサインとなりますから、抜け毛の中に細いものや短いものが混じりはじめたら気を付けましょう。まずは専門の医療機関に相談してみましょう。
【調査概要】
時期:2016年8月15日〜8月22日
対象:計700名(全国の自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員20代、30代、40代の男女/内訳:「男性」400名、「女性」300名)
方法:インターネット調査
Sponsored by 銀座総合美容クリニック