2018-12-24
第15回 音楽ファン2万人が選ぶ
“好きなアーティストランキング”2018
安室奈美恵、米津玄師ら今年の話題を席巻したアーティストがランクイン
昨年から総合20位→総合50位に拡大して発表されている「好きなアーティストランキング」総合1位を獲得した嵐以外にも、大きな話題を集めたアーティストがランクインした。引退、○周年、活動再開などを発表したり、売り上げ、ダウンロード数で記録を打ち立てたアーティストが大幅にランクアップ。今年のエンタメシーンで大きな話題をさらったアーティストがランキングに並んだ。
まずは安室奈美恵さん。今年の9月に惜しまれつつ引退した彼女は、昨年15位から2位の大幅アップ。最後の5大ドーム公演の模様を収めたライブ映像作品『namie amuro Final Tour 2018 〜Finally〜』(8月29日発売)が、10/8付までの集計期間で累積売上枚数91.1万枚を記録し、「歴代音楽DVD作品総売上枚数」で1位に。さらに同作は、音楽映像作品史上初のDVD・Blu-ray Disc合計で100万枚を突破。圧倒的なセールス力を見せつけた。
「平成を代表する歌姫。母が好きだったことで私も影響された」(岡山/20代女性)「歌もダンスも好きだし、引退宣言からの1年間、安室ちゃんの人柄にも多く触れることができて、ますます好きだと思った」(福岡/40代女性)など女性を中心に強い支持を得た。
中国・上海での単独公演も大盛況、国外へも人気を広げている乃木坂46
昨年19位だった乃木坂46は、3位と大きく順位を上げた。シングル「シンクロニシティ」(4/25発売)、「ジコチューで行こう!」(8/8発売)、「帰り道は遠回りしたくなる」(11/14発売)が、初登場で週間シングルランキング1位を獲得。6月発売の『乃木坂46写真集 乃木撮 VOL.01』は、30.7万部を売り上げ『第11回オリコン年間“本”ランキング2018』の「写真集」ジャンルで年間1位となった。ほかにも、乃木坂46、欅坂46メンバーによる写真集も好調で、同ジャンルでTOP10中9作を独占。女性ファンの拡大にも成功した。
「桁外れの美女が揃っていてすごいと思う。歌番組に出演する際の衣装が毎回すごく美しい」(香川/20代女性)など、ルックス、ビジュアルにも大きな注目が集まっているようだ。また姉妹グループの欅坂46は2016年84位→2017年28位→今年19位と着実にランクを上げており、来年も支持層の拡大、ランキングの上昇が期待できる。
「Lemon」が週間カラオケランキングで36週連続1位と記録を更新中の米津玄師
総合ベスト10には、2018年を象徴する若年層に人気のアーティストの名前も。まずは9位の米津玄師。3月にリリースした「Lemon」が配信を中心に大ヒット(石原さとみ主演のTBS系ドラマ『アンナチュラル』主題歌)。10月リリースの「Flamingo/TEENAGE RIOT」は自身初のシングルランキングで1位を獲得、幕張メッセ公演の成功など一気にブレイクを果たした。年明け1月19日からは自身の故郷・徳島を皮切りに初のアリーナツアーを開催。今年もっとも認知度が上がったアーティストと言ってもいいだろう。
紅白初出場を決めた、あいみょんは10位。2/16放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で「君はロックを聴かない」を歌唱し、切実なメッセージ性を込めた楽曲、力強い歌声をアピールした彼女は、徐々に知名度をアップ。6thシングル「今夜このまま」(新垣結衣・松田龍平主演の日本テレビ系ドラマ『獣になれない私たち』主題歌)がヒットするなど、10代〜20代を中心に支持された。
また5/23にシングル「シンデレラガール」でデビューしたKing & Princeは25位に。19日に発表された『オリコン年間ランキング2018<アーティスト別セールス部門>』では新人賞受賞、『作品別売上数部門:シングルランキング 新人』でも、「シンデレラガール」と、2ndシングル「Memorial」が1位、2位を独占した。
調査方法:OMR[オリコン・モニターリサーチ]会員のアンケートを元に独自集計したもの。
調査時期:H30年10月29日〜11月15日