2017-07-24
――ご自身もアイディアを出されたK-FOOD新レシピ3品を食べた感想は?
知英 まず、ゆず茶の炭酸水割りですが、いつもは風邪をひいた時などに暖かくして飲んでいるんですけど、今回の飲み方も、さっぱりスッキリしていて、とても気に入ってます。
――「キムチーズ巻き」も非常に好評でしたね!
知英 はい! お肉とキムチを焼いて食べるサムギョプサルのような食べ方はあるのですが、今回は韓国海苔やチーズも入ってて、K-FOODを食べ慣れた方でも新鮮な気持ちで味わえると思います。K-FOODとチーズって、意外と合うんですよ!
――「手巻きご飯」も女子会にはピッタリなメニューで、皆さん楽しそうに食べていました。
知英 皆さん凄く喜んでくれて嬉しかった(笑)。あれは韓国でもメジャーな「サンパ」という食べ方。アボカドを入れたのがオリジナルですね。韓国ではサンチュとエゴマの葉だけではなく、他にいろんな野菜を使います。またプルコギだけでなく、イカとかポッサム(茹で豚)など、さまざまな食材を混ぜて食べることもあります。基本的に自分が好きなものを巻いて食べるスタイルなので、皆さんの好みでアレンジできるのではないかと思います。
――「マッコリホットケーキ」もマッコリの風味が本当に良いアクセントになっていました。
知英 ホットクの粉はもち米も入ってるからモチモチで(笑)。マッコリをパンケーキに入れるという発想は、とても新鮮に感じてもらえると思います。
――今回、新たなK-FOODレシピに関わっていただいたのですが、そもそも韓国のK-FOODと日本のK-FOODって、味に違いはありますか?
知英 日本のK-FOODは、韓国のものと比べて、味がやさしくてあまり辛くない印象で、少し物足りなく感じます。でも、最近は本場のK-FOODがスーパーなどでも簡単に買えるので嬉しいですね。
――“本場”の味を知っていると物足りないかもですね。知英さんのお母様は料理がとっても上手だと聞きました。お母様が作るK-FOODのなかで一番好きなのは?
知英 母親自家製のキムチで作ったキムチチゲ! キムチチゲはキムチが本当に重要で、味が全然違ってくるんです! あまりに好きなので、韓国に帰るとまず「キムチチゲが食べたい」って思うし、韓国を離れて外国に行っても「キムチチゲ食べたいなぁ」って思いを馳せることもあります(笑)。
――そんな知英さんにとって、ズバリK-FOODの魅力とは?
知英 実はK-FOODって、とってもヘルシーなんです! キムチをはじめ、野菜も多く摂れますので、健康にも美容にも良いと思います。
――キムチは、ヨーグルト、オリーブオイル、大豆、レンズ豆と並んで、世界五大健康食品に数えられていますからね!
知英 ただキムチって辛いし匂いもあるから、苦手な人もいますよね。見た目も含めて、もっと皆が食べたくなるように工夫できていったらいいなって思います。
――夏が到来します。夏に食べるK-FOODのお勧めはありますか?
知英 サムゲタンがおススメですね。暖かくて汗もかいて新陳代謝も上がりますし、疲労回復にも良いとされています。あと、個人的におススメなのは、日本ではほとんど見られませんが、どんぐりを使ったゼリー(トトリムッ)(笑)。ローカロリーで味や匂いにもクセがなく、コチュジャン
で食べたり、キムチで食べたり、スープみたいにして食べたりさっぱりして美味しいですよ。
――お友達と交流を深めるためにお勧めのK-FOODは?
知英 プンシッ(粉食)かな? チヂミとかの粉ものを専門に扱っているお店があって、そこにラーメンやトッポッキなんかも置いてあるんです。私も小さい頃、学校の帰りには必ずプンシッのお店に寄って、トッポッキを食べてたなぁ(笑)。
――デートだったら?
知英 ハンジョンシッ(韓定食)ですね。韓国の定食は日本のものと違って、いろんなおかずがそれぞれ小さなお皿に載せられてテーブルにバーッ!と並べられるんです。沢山の料理をちょっとずつ食べられるのもいいですし、見た目も豪華。私も家で母親がよく作ってくれるのですが、その中ではナムルなど、もやしを使った料理がお気に入りです。韓国食材の中で私はもやしが一番好き。もやしのチゲなどもよく食べています。
――家族で食べるのにお勧めのK-FOODは?
知英 それはやっぱり焼肉! 理由は…日本の皆さんと同じように焼き肉が大好きだから(笑)。
――ところで、今後流行っていきそうなK-FOODで思い当たるものはありますか?
知英 うなぎ料理ですね! 韓国ではうなぎを焼肉のようにして食べます。味付けは塩で、サンチュで巻いて。大好きな料理なので、日本にもあったらいいのにって思っています。
――最後に今回の企画を振り返って感想お聞かせ下さい!
知英 日本の方に、韓国の食べ物を紹介できるこの企画をいただき、本当にうれしく思いました。最近、日本にもK-FOODのお店が増えてきて、「好き」って言ってくれる方も増えてきて。でも、まだ知られてない料理や食材もあると思います。食べ物だけではなく、エンタテインメントやカルチャーがもっと馴染み深いものになっていきますよう、私も頑張っていきたいと思いますので、これからも宜しくお願いします!!
Photo/逢坂聡
Text/衣輪晋一
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