2015-12-17
圧倒的支持を集める高価格帯シェーバーの秘密
今注目すべき“高価格プレミアムモデル”に迫る
ここ数年、どの分野においても高価格帯のものが人気となっている家電の世界。実際、冷蔵庫、TV(4K)、電動歯ブラシなど、さまざまな商品でプレミアムモデルが登場していることから上級志向の人が増えていることが伺える。また、ヨドバシカメラによると、一つひとつ、自分のこだわりに合った商品を求める人が増え、全体的にプレミアムモデルを欲する人が非常に多くなっているという。
これまで度々「男の身だしなみ」特集を展開してきたORICON STYLEとしては、何より気になるのがシェーバーだ。ヒゲを剃ることは男性にとって、仕事に出て行く前のいわば儀式のようなもの。きちんと整えてビシッと会社に向かいたい。昨今のビジネスマンはどんな機種を選んでいるのだろう?
ヨドバシカメラによると、電気シェーバー市場でも、性能をしっかり見定め「より良いものを」と望む人が増加していて、高価格帯商品が売れているそうだ。特に肌の状態を気にする人が非常に多く、そんな方たちをはじめとして、「ブラウン」のシリーズ9などはかなり売行きが良いという。ブラウン自体、もともとその性能の高さを知っている人が多く、長く使いたいという人を中心に人気が高いらしい。
多くの支持を集める「ブラウン」とは、どんなシェーバーを作っているのか、あらためて見てみよう。現在の注目は、昨年11月、前作の「シリーズ7」から8年ぶりに発売された最上位機種「シリーズ9」だ。
前作「シリーズ7」は世界唯一の人口知能音波テクノロジーを搭載し、最初のストロークで他シェーバー2回分の深剃り(同社比)を実現した大人気モデルであり、第三者機関から3回連続でNo.1シェーバーと認められ、市場でも並み居る競合トップモデルを打ち負かしてきた。だが、最新の「シリーズ9」は最新鋭技術とこだわりのテクノロジーを搭載。それを上回る高性能を誇る。
シリーズ9の画期的な技術といえば、肌に負担をかけずどんなヒゲでも剃りあげる「デュアル連動刃」だろう。ヒゲはすべてがまっすぐ、同じ方向に向いて生えているわけではない。クセのあるヒゲもあれば、肌に横たわるように生えているもの、シェーバーを動かしている時に動いてしまうものもある。生える向きもさまざまだ。
そんな問題に対し、シリーズ9はこれまでひとつだったトリマーを2つにする「デュアル連動刃」でアプローチ。高度に特殊化された「くせヒゲキャッチ刃」と「極薄リフトアップ刃」を搭載し、全方位に生えるクセヒゲを根本から捕らえ、肌に寄り添うように生えているヒゲを極薄の刃で持ち上げてカットしている。「クセヒゲを剃るには何度もシェーバーを当てなければならない」「深剃りは肌に負担がかかる」と思われていた従来の価値観を覆す実力を備えているのだ。
シェーバーを使うときは、シェービングヘッドを肌にこすりつけるように動かしてヒゲをカットしていく。その際、肌の表面がシェーバーの網やトリマーの内側などに入り込むと、内刃がヒゲをカットすると同時に肌ともこすれてしまう。そして、一度のストロークでそり残すと、当然二度三度とストロークを繰り返すことになり、当然肌へのダメージも大きくなる。こうした課題を解決するためにブラウンが目指したのは、“肌への優しさ” と“深剃り”という、相反する要素を両立させることだった。「シリーズ9」の開発には5年以上の時間がかかり、その大半が「デュアル連動刃」の開発に費やされたという。特に、2つのトリマーのうちの1つである「極薄リフトアップ刃」の製造は困難を極めた。寝ているヒゲの下に、非常に薄いトリマーをスライドさせて入れ、これらのヒゲを垂直に起こすという役目を持つのだが、いかにしてこれを薄くするのかが最大の課題となった。
極薄リフトアップ刃を作るために、ブラウン開発陣は「PECM(精密電解加工)」というまったく新しい手法を用いている。これは水と電流の働きを利用して、極めて精密に金属を加工する手法だ。また、開発に際しては、150種類ものシェービングテストを、500人以上の消費者に対して実施。テストの中でなされたストロークは9000回以上、消費者の国籍も多岐にわたり、ドイツ人をはじめとするヨーロッパ系の人種、中東、もちろんアジア人にもテストが行われた。これによりシリーズ9は、どんな顔の凹凸の人でも快適にシェービングできるモデルとなったのだ。
最新・最高のテクノロジーと、その開発に注がれた膨大な時間と心血。「ブラウン」と「シリーズ9」のことを知れば知るほど、人気が高いことに納得。ワンランク上のデキるビジネスマンを作り上げるにふさわしい、世界最高峰の技術といえるだろう。
Sponsored by プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン