2015-12-15
Christmas night in Tokyo
「グランルーフ」の光アートで高まる風を彩る東京クリスマスナイト
Christmas night in Tokyo「グランルーフ」の光アートで高まる風を彩る東京クリスマスナイト
グランルーフとは東京駅再開発の一環で2013年9月、八重洲口に誕生した新ランドマーク。 デザインは世界的建築家のヘルムート・ヤーン氏によるもので、“光の帆”をイメージした大屋根が印象的だ。 インスタレーションアートのメイン会場は長さ約230メートル、幅最大9メートルの歩行者通路で、広々とした空間で壮大なインスタレーションアートを体感できる。
昨年東京駅100周年を記念して行われた冬季限定インスタレーションをさらに進化させた「Tokyo Colors.2015」。 企画・プロデュースは昨年に続き、Rhizomatiksの有國恵介氏(写真)。 数々の商業施設で先進的なインタラクティブ作品を手がけてきたRhizomatiksの建築部門「Rhizomatiks Architecture」が制作した。
この“光のアート”でもっとも斬新なのは、風をキャッチして光と音に変換していること。 施設28ヶ所に風向きセンサーを設置し、気流をシミュレーションしているという。 パターン化された光の点滅や色合いだけだと見飽きてしまいがちだが、ここでは通り抜ける風によってさまざまな動きを見せるため、何度訪れても楽しめる。
風を受けて光を表現しているのは、独自に作られた“希望の芽”と呼ばれるオリジナル灯具約3000本。 それらが約230メートルの通路両側に配され、幻想的な空間を作り上げている。 音楽も、風を受けてさまざまなサウンドに変化。 冬の空気と風を受けて生み出される光と音は、日常を忘れ別世界へトリップさせてくれそうだ。
12月20日から25日までは、このインスタレーションアートもクリスマスバージョンに…。 クリスマスカラーに変化したり、限定サウンドが流れたりと、この期間ならではの演出が楽しめる。 ちなみに、施設内ペデストリアンデッキには“希望の芽”で作り上げたクリスマスツリーも飾られているので、こちらもチェックを。
インスタレーションアートを眺めるだけで帰るのはもったいない! 光と音の幻想空間を堪能したら、次は食を味わってみよう。 クリスマスシーズンに楽しむ光のアートは、カップルや女子同士、大勢のグループなどなど、一緒に訪れる人によって見え方が変わるもの。 そのあとのグルメも、その余韻を味わうつもりでチョイスを。
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TENQOO
(ホテルメトロポリタン丸の内)東京の夜景を見下ろしながらいただくことができる、ホテル27階にある本格フレンチレストラン。クリスマス限定ディナー(税・サ込1万8000円)は特別な夜にぜひ…。
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VOLPUTAS OLIVEOIL DINING TOKYO(グランルーフ)
オリーブオイル・コンセプトレストラン。美容にも良いとされる、質の高いオリーブオイルを使ったタパスやパスタなど、多数のスパニッシュイタリアンが楽しめる。
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ACORN
(グランルーフ フロント)こだわりの生ハムや自家製ソーセージ、多数のフレッシュチーズのほか、新鮮なカキなど、オリジナルの地ビールや世界のワインが多数。75席あるので大人数でも安心。
photograph:katsumata yoshito
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