アイドルグループ・NMB48が13日、大阪城ホールで結成3周年記念ライブの最終日を行い、昨年9月28日にグループを卒業した城恵理子（14）が380日ぶりに復帰することが発表された。AKB48を離脱後に復帰した例としては菊地あやか（20）、鈴木紫帆里（19）がいるが、NMB48では初。1万1000人のファンは驚きながらも「エリコ」コールで温かく迎え入れた。

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　恒例のサプライズでステージに登場したのは、かつて「ポスト前田敦子」として大きな期待を寄せられながらも、昨年9月に学業専念のためグループを卒業した元チームMのエース、城だった。運営事務局によると、城から復帰の意向を聞き、今月初旬に大阪市内で特別オーディションを開催。正規メンバーとしてではなく、研究生としての復帰が認められた。

　ワンピース姿の城は「突然のことで驚いている方もいると思いますが、お久しぶりです。城恵理子です」とあいさつ。「卒業して、普通の女の子として生活していく中で、テレビや雑誌でNMBのみんなが活躍しているのを見て、私は何をしているんだろう、本当は何がしたいんだろうと思うようになりました」とグループ卒業後の葛藤を吐露した。

　「いっぱい悩んで、みんなとの差を埋めること、皆さんに認めていただくこと…たくさんのことを背負う覚悟でNMBとして復帰させていただくことを許してもらいました。納得いかない方もたくさんいらっしゃると思います。言葉じゃなくて、これからの私の行動を見てほしいです。そして、いつか皆さんに胸を張って“ただいま”と言えるように努力していきます。一から研究生として頑張っていきますのでよろしくお願いいたします」と涙ながらに決意表明した。

　なお、3周年記念ライブは12日夜、13日昼・夜の3公演で合計3万3000人を動員。初日には、18日放送の『ミュージックステーション』（毎週金曜　後8：00　テレビ朝日系）にNMB単独で初出演することが発表され、メンバーは喜びを爆発。また、小谷里歩（19）が今年7月に続き、11月に2度目の独演会（日程未定）を行うことが決定した。2日目には、研究生の林萌々香（15）のチームN昇格、来春にチームM単独で大阪府内ツアーを行うことも発表され、満員の観客も歓喜していた。