人気アイドルグループ・AKB48が、毎年恒例の『第5回選抜総選挙』開票イベントを6月8日に開催することが決まった。今年1月、横浜・日産スタジアムで6月に開催とだけ発表されていた『AKB48スーパーフェスティバル』の公演内で、グループ総出演ライブと共に一大イベントを敢行する。さらに、今年は全員参加ではなく「立候補制」を導入し、OGの参加も可能に。現役人気メンバーの不参加もあり得るなど、選挙前から波乱の展開が予想される。

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　“スーパー”の名にふさわしく、国内最大級の7万人を動員する日産スタジアムで行われるお祭りは『AKB48スーパーフェスティバル 〜 日産スタジアム、小（ち）っちぇっ！ 小（ち）っちゃくないし!! 〜』と題した2部制で開催。第1部は午後3時よりAKB48グループ総出演のライブ、第2部は午後5時半より選抜総選挙の開票イベントを行う。

　同選挙はAKB48の32ndシングル（8月発売予定）を歌う選抜メンバーをファン投票によって決めるもので、2009年から5年連続の開催が決定。第1回は東京・赤坂BLITZ、第2回は東京・JCBホール（現・東京ドームシティホール）、第3・4回は2年連続で東京・日本武道館で行われてきたが、今年は屋外の日産スタジアムで初開催（雨天決行）されることになった。

　過去4回と異なり、今年は「立候補制」を導入。昨年までは自動的に全員参加だったが、今回はメンバーの立候補で参加が決まる。権利を有するのは（1）AKB48、SKE48、NMB48、HKT48在籍メンバー（3月31日現在）　（2）海外移籍組の元AKBメンバー（高城亜樹、仲川遥香、鈴木まりや、宮澤佐江）　（3）AKBグループに4年以上在籍していたOG。立候補権を持つ現役メンバーは272人（昨年は237人が出馬）にのぼる。

　立候補受付期間は今月31日（日）正午〜4月7日（日）深夜0時まで。立候補の意思があるメンバーは、それぞれの専用劇場にある選挙実行委員会に「選抜総選挙候補者届出書」を提出する。関係者によると、立候補の状況は随時公式サイトで公開されるという。

　投票権は、5月22日発売が決定した31stシングル（タイトル未定）やファンクラブ会員、モバイル会員らに付与。投票期間は5月21日（火）午前10時〜6月7日（金）午後3時まで。「当選枠」は昨年同様64議席で（1）1-16位＝32ndシングル選抜メンバー　（2）17-32位＝アンダーガールズ　（3）33-48位＝ネクストガールズ　（4）49-64位＝フューチャーガールズの4グループに分けて選出される。

　第1回（09年）、第3回は（11年）は前田敦子、第2回（10年）および前田が参加辞退した第4回（昨年）は大島優子が“トップ当選”し、これまで2人で1位を分け合ってきた。今年も大島が出馬し初連覇なるか、新勢力による下克上なるか、はたまたOGの立候補や選抜入りなるか目が離せなそうだ。