日本の文化・芸能の保存、向上に寄与した人物を表彰する『第34回松尾芸能賞』の贈呈式が27日、都内で行われた。演劇部門で優秀賞を受賞したコロッケは、俳優の市原隼人が自身の物まねに不快感を示した話題を報道陣から出されると「リスペクトしてないんじゃないか？ 市原さんの物まねをするのならばお芝居の間とか、ドラマとか映画とかいっぱい作品を見なきゃ」と苦言を呈した。

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　その一方で自身の物まねには「僕もまだ、野口五郎さんと連絡が取れません…雪解けが訪れておりません…」と肩を落とし、物まね芸人という仕事は「一生謝り続けなきゃいけない仕事」なのだと自虐的に話し、笑いを誘っていた。

　同賞ではほかに大賞を日本舞踊家・花柳壽輔、優秀賞をコロッケのほか歌舞伎俳優・市川猿之助、俳優・笠原章、十七絃箏奏者・菊地悌子、演出家・謝珠栄が受賞。新人賞を文楽太夫・豊竹咲甫大夫、邦楽演奏家・新内剛士、特別賞を子供歌舞伎指導者・北野勝彦、功労賞を歌舞伎小道具製作保存・湯川弘明、研修助成賞をレビュー集団・スタスが受賞した。表彰式には鳳蘭もゲストとして駆けつけた。