■ランキング結果
春ドラマの主要作がすべて最終回を迎え、2011年上半期のドラマ視聴率(単発ドラマ含む)が出揃うなか、見事1位となったのは俳優・大沢たかお主演の【日曜劇場 JIN-仁-】(TBS系)の最終回平均視聴率・26.1%だった。09年に放送された前作からの完結編とあって、開始前から高い期待値。初回から23.7%で好スタートを切り、最終回の瞬間最高は31.7%をたたき出し、見事その期待に応えた。一方、その裏番組で奮闘を見せたのが阿部サダヲと芦田愛菜&鈴木福が歌って踊る【マルモのおきて】(フジテレビ系)。初回11.6%から右肩上がりで視聴率を伸ばし、最終回では23.9%で2位に大躍進。全く異なるタイプの作品だが、相乗効果で“日9”のドラマ枠を大いに盛り上げた。
大沢演じる脳外科医の主人公・南方仁が幕末にタイムスリップし、医療器具もままならない時代で、“命の尊さ”と真摯に向き合う姿を描いた同作。主演の大沢のみならず、人間くさい坂本龍馬を豪快に演じた内野聖陽や、献身的に仁先生を支える女医見習いの橘咲役を演じた綾瀬はるかの好演は男女を問わず多くの視聴者を魅了。前シリーズは民放ドラマで年間視聴率トップを飾り全編平均19.0%、そして完結編となった今シリーズでも全編平均21.3%と、盤石の強さを見せつけた。
2位は、まさにダークホースとなった『マルモ〜』。主人公・高木護とひとつ屋根の下で暮らす双子の姉弟・薫と友樹の微笑ましい“家族の日常”は、涙をホロリと誘うアットホームな作品で、初回平均は11.6%だったが、徐々に注目を集め第5話以降はすべて15%超えをキープ。各局の主要ドラマが苦戦を強いられるなか、『JIN〜』の1人勝ちに待ったをかけ、最終回は初の20%超えの快挙となった。
そして3位には、水谷豊と及川光博の名コンビが主演を務める刑事ドラマ【相棒 Season9】(テレビ朝日)が記録した、過去10年に渡るシリーズ最高視聴率・23.7%が続いた。このほか、7位には32年間の歴史に終止符を打った武田鉄矢のライフワーク【3年B組金八先生ファイナル】(19.7%・TBS系)や上川隆也主演の刑事ドラマ【遺留捜査】(17.0%・テレビ朝日系)も9位に。さらに10位には、人気シリーズ『法医学教室の事件ファイル』(16.4%・テレビ朝日系)がランクイン。2時間サスペンス枠としての“固定ファンの強み”を改めて見せつけた。
今回のTOP3は時代劇、ホームドラマ、刑事ものと、全くタイプの異なる作品が並んだ。『JIN』『相棒』は、前シリーズからのファンの期待を裏切らず、更に濃密なストーリー展開と役者たちの好演が視聴率にも結びついた好例だといえる。今週から続々とスタートする7月期新ドラマも人気シリーズの続編が多く放送されるが、やはり『マルモ』のようなダークホースとなるような“新作タイトル”の快進撃にも期待したい。
※同ランキングは、ビデオリサーチ社(関東地区)による2011年7月4日現在のデータで、連続ドラマは最高視聴率をもとにランキング化。
>>過去のドラマ視聴率ランキング
■2010 年間|2010 上半期|2009 年間
>>過去のドラマ期待度ランキング
■2011年「春」|「冬」■2010年「秋」|「夏」|「春」|「冬」|■2009年「秋」|「夏」
■禁無断複写転載
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春ドラマの主要作がすべて最終回を迎え、2011年上半期のドラマ視聴率(単発ドラマ含む)が出揃うなか、見事1位となったのは俳優・大沢たかお主演の【日曜劇場 JIN-仁-】(TBS系)の最終回平均視聴率・26.1%だった。09年に放送された前作からの完結編とあって、開始前から高い期待値。初回から23.7%で好スタートを切り、最終回の瞬間最高は31.7%をたたき出し、見事その期待に応えた。一方、その裏番組で奮闘を見せたのが阿部サダヲと芦田愛菜&鈴木福が歌って踊る【マルモのおきて】(フジテレビ系)。初回11.6%から右肩上がりで視聴率を伸ばし、最終回では23.9%で2位に大躍進。全く異なるタイプの作品だが、相乗効果で“日9”のドラマ枠を大いに盛り上げた。
大沢演じる脳外科医の主人公・南方仁が幕末にタイムスリップし、医療器具もままならない時代で、“命の尊さ”と真摯に向き合う姿を描いた同作。主演の大沢のみならず、人間くさい坂本龍馬を豪快に演じた内野聖陽や、献身的に仁先生を支える女医見習いの橘咲役を演じた綾瀬はるかの好演は男女を問わず多くの視聴者を魅了。前シリーズは民放ドラマで年間視聴率トップを飾り全編平均19.0%、そして完結編となった今シリーズでも全編平均21.3%と、盤石の強さを見せつけた。
2位は、まさにダークホースとなった『マルモ〜』。主人公・高木護とひとつ屋根の下で暮らす双子の姉弟・薫と友樹の微笑ましい“家族の日常”は、涙をホロリと誘うアットホームな作品で、初回平均は11.6%だったが、徐々に注目を集め第5話以降はすべて15%超えをキープ。各局の主要ドラマが苦戦を強いられるなか、『JIN〜』の1人勝ちに待ったをかけ、最終回は初の20%超えの快挙となった。
そして3位には、水谷豊と及川光博の名コンビが主演を務める刑事ドラマ【相棒 Season9】(テレビ朝日)が記録した、過去10年に渡るシリーズ最高視聴率・23.7%が続いた。このほか、7位には32年間の歴史に終止符を打った武田鉄矢のライフワーク【3年B組金八先生ファイナル】(19.7%・TBS系)や上川隆也主演の刑事ドラマ【遺留捜査】(17.0%・テレビ朝日系)も9位に。さらに10位には、人気シリーズ『法医学教室の事件ファイル』(16.4%・テレビ朝日系)がランクイン。2時間サスペンス枠としての“固定ファンの強み”を改めて見せつけた。
今回のTOP3は時代劇、ホームドラマ、刑事ものと、全くタイプの異なる作品が並んだ。『JIN』『相棒』は、前シリーズからのファンの期待を裏切らず、更に濃密なストーリー展開と役者たちの好演が視聴率にも結びついた好例だといえる。今週から続々とスタートする7月期新ドラマも人気シリーズの続編が多く放送されるが、やはり『マルモ』のようなダークホースとなるような“新作タイトル”の快進撃にも期待したい。
※同ランキングは、ビデオリサーチ社(関東地区)による2011年7月4日現在のデータで、連続ドラマは最高視聴率をもとにランキング化。
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■2010 年間|2010 上半期|2009 年間
>>過去のドラマ期待度ランキング
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ドラマ名 (放送回・最高視聴率/局) | 関連news | 出演者 プロフィール | |
『日曜劇場 JIN-仁-』 (最終話・26.1%/TBS系) | 大沢たかお 綾瀬はるか 内野聖陽 | ||
『マルモのおきて』 (最終話・23.9%/フジテレビ系) | 阿部サダヲ 芦田愛菜 鈴木福 | ||
『相棒 Season9』 (第16話・23.7%/テレビ朝日系) | 水谷豊 及川光博 | ||
『連続テレビ小説・てっぱん』 (第148回・23.6%/NHK総合) | 瀧本美織 安田成美 | ||
『江・姫たちの戦国』 (第3話・22.6%/NHK総合) | 上野樹里 向井理 | ||
『連続テレビ小説・おひさま』 (第65回・20.8%/TBS系) | 井上真央 高良健吾 | ||
『3年B組金八先生・ファイナル 「最後の贈る言葉」4時間SP』 (3月27日・19.7%/TBS系) | 武田鉄矢 岡本圭人 (Hey!Say!JUMP) | ||
『CONTROL〜犯罪心理捜査〜』 (初回・18.4%/フジテレビ系) | 松下奈緒 藤木直人 | ||
『遺留捜査』 (初回・17.0%/テレビ朝日系) | 上川隆也 貫地谷しほり | ||
『幸せになろうよ』 (初回・16.4%/TBS系) | 香取慎吾 (SMAP) 黒木メイサ | ||
『土曜ワイド劇場 「法医学教室の事件ファイル」』 (6月11日・16.4%/テレビ朝日系) | 名取裕子 宅麻伸 |
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2011/07/05