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『龍馬伝』がクランクアップ 福山雅治、笑顔で「ありがとう」

 NHK大河ドラマ『龍馬伝』の撮影が11日、東京・渋谷の同局で終了した。同日午後行われたクランクアップセレモニーには、主人公・坂本龍馬役を務めた福山雅治、語りも務めた岩崎弥太郎役の香川照之をはじめ、大森南朋平岡祐太上川隆也草刈民代らが花束を持って駆けつけた。昨年10月5日の初収録から約1年、自身初の大河ドラマ、そして明治維新に突入する激動の時代を駆け抜けた福山は「まだ終わったという感覚になれてないのが正直なところ」と気持ちの整理がつかない様子。撮了の瞬間、頭に浮かんだのは「感謝の気持ちの『ありがとう』」だったと、涙はみせず笑顔で振り返った。

『龍馬伝』クランクアップに駆けつけた“幕末の志士”たち (C)ORICON DD inc. 

『龍馬伝』クランクアップに駆けつけた“幕末の志士”たち (C)ORICON DD inc. 

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 香川もまた「この1週間は朝まで撮影していることもあり、寂しさを思う暇がないくらい撮影が大変でした。これだけ充実した大河ドラマは今までなかった。すごい大河でした。終わってしまうことが今日、急に寂しくなりました。素晴らしい1年をプレゼントしてくれて、チームの皆さんありがとうございます」と、噛み締めるように感謝を口にした。

 「もし今、龍馬と弥太郎に会ったらなんと声をかけるか」と問われた福山は、龍馬に向けて「暗殺されるのがわかっている立場としては『もっと上手に人付き合いしないと殺されるよ、時にはズルさも必要ですよ』と言いたい」、香川は弥太郎に「本当に、汚くして申し訳ありませんでした」と話題を呼んだ“汚し演出”を持ち出して笑わせた。最後に福山は「どんなにすごい力を持っても挑戦し続けないといけないんだなってことを、龍馬さんと香川さんから教わった1年でした」と香川と抱き合い、固い握手を交わしていた。

 同作のクランクインは昨年8月26日の岩手県ロケから。本放送ではいよいよ最終第4章に突入し、さまざまな登場人物が龍馬暗殺に向けて渦巻くなか、この日収録の最終シーンでは、11月7日放送の第45回「龍馬の休日」で、土佐に旅立つ龍馬を長崎・海援隊本部で弥太郎が隊士らとともに見送る場面を撮影した。

 NHK大河ドラマ『龍馬伝』は、11月28日放送の第48回「龍の魂」で最終回を迎える。

関連写真

  • 『龍馬伝』クランクアップに駆けつけた“幕末の志士”たち (C)ORICON DD inc. 
  • くす玉でお祝い (C)ORICON DD inc. 
  • 『龍馬伝』クランクアップセレモニーの様子 (C)ORICON DD inc. 
  • 香川弥太郎と福山竜馬がガッチリ握手 (C)ORICON DD inc. 

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