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篠原涼子、父の死の乗り越え3年半ぶり連ドラ主演〜破天荒な元詐欺師役を熱演!

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 女優・篠原涼子が、10月スタートの新ドラマ『黄金の豚 ―私たちが払った税金を追え!―』(日本テレビ系 水曜・午後10時)で07年の『ハケンの品格』(同局系)以来3年半ぶりに連続ドラマに主演することが24日、わかった。同作は、税金の不正使用というタブーに挑戦する会計検査庁勤務のニューヒロインを描いた痛快な勧善懲悪ドラマ。今月17日に、肝臓疾患のため父親の篠原勝雄さんが死去したばかりの篠原だが、「これからも父が天国で私の作品を観てあの笑顔で喜んでもらえるよう又、父みたいに誰からも愛される人間になれるよう精進してまいりたいと思っております」と気丈に女優業に取り組む決意を明かしている。

10月スタートの新ドラマ『黄金の豚 ―私たちが払った税金を追え!―』に出演する(左から)桐谷健太、岡田将生、主演の篠原涼子、生瀬勝久、大泉洋、宇津井健 

10月スタートの新ドラマ『黄金の豚 ―私たちが払った税金を追え!―』に出演する(左から)桐谷健太、岡田将生、主演の篠原涼子、生瀬勝久、大泉洋、宇津井健 

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 庶民が汗水たらして働き納めている税金を、私利私欲のために騙し取り、浪費している悪者たちを糾弾する勧善懲悪ドラマが誕生する。これまで、『anego』『ハケンの品格』(いずれも同局系)など、キャリアウーマンを演じてきた篠原だが、今作では元詐欺師で学歴ナシ、性格にも問題ありという破天荒なヒロインに挑戦する。劇中では必ず決めゼリフである「金、返せ!」と啖呵を切り、しがらみや常識にとらわれず、ルール無用で突き進む。また、親との確執があり、誰かを喜ばせることのなかった芯子が、友情や家族の大切さに目覚めていくこともドラマのもう1つの軸となる。

 これまでにない破天荒な主人公について篠原は、「主人公の『芯子』という役は、少々乱暴で破天荒なキャラということで、今まで演じたことがなく少し緊張していますが、弱者を助け悪人を斬る痛快なエンターテインメントになると思いますので、楽しみにしていてください」と意気込んでいる。

 共演には、岡田将生大泉洋桐谷健太山口紗弥加もたいまさこ生瀬勝久宇津井健ら注目のキャストが集結。岡田は「約1年ぶりのドラマで緊張していますが、肩の力を抜いて共演者の方々と楽しく3か月を過ごしながら、のびのびと役を演じられたらいいな、と思っています」とコメント。大泉も「久しぶりの篠原さんとの共演で、また素敵なバトルを皆様にお見せ出来ればと思っております(笑)。岡田くんとは初共演でして、聞くところだと天然パーマらしいので、どちらの巻きが強いかバトルしたいです」と岡田に対抗心を燃やす。

 同作の櫨山裕子シニアチーフクリエイター・プロデューサーは「『anego』『ハケンの品格』とOLという役をやってきて新しい彼女を表現するのってなんだろうと思った時、何も持ってないけど腕一本で生きていこうというたくましい女を演じてもらいたいと思った」と起用の理由を説明。さらに「現代の閉塞的な世の中では、皆強いヒロインが求められていると思っているので強く潔い! 彼女によって視聴者がスカッとする話にしたいと思った」と期待を寄せる。

 篠原の父・勝雄さんは、17日午後4時ごろ肝臓疾患のため死去。71歳だった。篠原はその3日前に、実家近くの群馬県太田市の結婚式場で食事会を開き、花嫁衣装を父に見せたばかりだった。「父は男手ひとつで私達兄弟を育ててくれて、男らしく笑顔をたやさず人を喜ばせることが大好きで誰からも愛される人でした。私にとって父は1番のファンであり、よき理解者でもありました」と亡き父を偲ぶ。1番のファンだった父のためにも今後も女優業に情熱を注いでいく篠原の勇姿に注目したい。

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