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ドリームワークスの新作アニメーション映画『ヒックとドラゴン』(8月7日公開)の宣伝キャプテンを務めるお笑いコンビ・オードリーがORICON STYLEの動画インタビューに応じた。芸人主演映画も珍しくない昨今、そろそろ二人にも本格的な映画デビューの話があってもよさそうだが、「オファーはドラマ、映画ともにゼロ」と若林正恭。相方の春日俊彰は、同作を足がかりに「これから海外進出とか、オファーがたくさんくるぞ、という期待感はあります」と大風呂敷を広げるだが…。
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同作は、人間とドラゴンが長い戦いを繰り広げている世界を舞台に、気弱なバイキングの少年・ヒックと、ケガをして飛べなくなってしまったドラゴンのトゥースが偶然に出会い、秘密の友情を深めていく冒険ファンタジー。
ドラゴンの名前と春日の持ちネタが偶然にも同じことから、宣伝キャプテンに任命された二人だが、春日は「恐らく私の『トゥース!』を見てね、監督さんのインスピレーションが沸いて、できたキャラクターなんですよ。春日をモデルにした主演のトゥースのお話しなんです」と上機嫌。
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しかし、同作は多くの子供たちが楽しみにしている夏休みのアニメ映画だ。春日がボケるたびに、若林が「監督は春日のことをまったく知らないらしいです。トゥースは英語のtooth、“歯”のことで、それが由来みたいですよ」と正しい情報に修正する。
同作が3D映画である点について「春日の本来の迫力を体感できる仕掛けだったので非常に満足していますね。にーでぃー(2D)じゃダメだね」とボケる春日。さらに映画の見どころを「やっぱりその…自分らしくというかね。春日みたいに自分を曲げないでね、やり続けたら最終的には成功して国民的になれるというのを、この映画の裏で感じて欲しいですね」と話し続けたところで、若林は居たたまれず「静かですね」とつぶやいた。
この日のインタビューは、同作を配給する映画会社オフィス内の特設セットで行われた。映画の撮影現場で「本番!」のカチンコが鳴った後のように、物音ひとつ立てない現場のスタッフたち。当の春日は「全員、帰ったんじゃないか?」とまったく意に介さない。そんな春日に若林は同作の感動を伝えたいという。「1回見ただけじゃ、理解する頭がないでしょうから、ちゃんと言葉で説明したいですね。だから、久々に二人で飲みに行こうかと思っていますよ」とコンビ愛を感じさせた。
せっかくの愛情をよそに春日は「ちょっと、スケジュールのほうが取れない…」と逃げ腰で、映画の感動は「私は母親に伝えたいと思いますね。きっとお母様も涙すると思うので、一緒に涙を流したい」。春日は“お母さんが大好き”なのだ。
そんな二人も映画進出にはそろって乗り気。「銀幕スターになる準備は出来ていますので、いい本が上がってくるのを待っている状況ですね」と春日。実際は、「脚本を選ぶ以前のところみたいですね。意外とオファーが来ているんじゃないかと思ったんですけど、ドラマ、映画ともにゼロ…」と若林も少し残念そうに話した。めげずに「これから海外進出とか、いろいろオファーがたくさんくるぞ、という期待感はありますね」という二人に映画出演が舞い込む日は果たして来るのか。
『ヒックとドラゴン』
遠い遠い昔、はるか彼方の海の向こうのバーク島では、バイキングとドラゴンが長年にわたる戦いを繰り広げていた・・・。 ある時、何をするにも冴えないバイキングの少年ヒックは、あるとき天敵であるはずのドラゴンのトゥースと偶然出会った。傷ついて飛べなくなってしまったトゥースに近づくヒック。お互いに警戒しあっていたけど、ちょっとずつその距離は縮まっていった。バイキングとドラゴンは敵同士であって、本当なら友情なんてありえないこと。しかし二人はその“秘密の友情”を築いていく・・・。 この夏、ヒックとトゥースの秘密の出会いが、世界を大きく変える奇跡を起こす―。 監督・脚本:ディーン・デュボア、クリス・サンダース 原作:クレシッダ・コーウェル 声の出演:ジェラルド・バトラー、アメリカ・フェレーラ、ジェイ・バルチェル 配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン 8月7日(土)より東京・新宿ピカデリーほか全国超拡大ロードショー 予告編動画|公式サイト |
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2010/08/04