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細密画家・熊田千佳慕(くまだ・ちかぼ、本名:熊田五郎)氏が13日未明、誤嚥性(ごえんせい)肺炎で死去した。98歳だった。葬儀は近親者のみで行い、後日にお別れの会を開く予定。
熊田さんは1911年(明治44)、横浜市中区生まれ。戦後、絵本作家として活躍し、『みつばちマーヤの冒険』『オズの魔法つかい』などの名作の挿絵を描いた。その徹底した観察に基づいたリアルな画法が評判を呼び、花や虫・動物など、自然の素晴らしさを描いた図鑑、ファンタジーのシリーズなどを数多く手がけた。70歳頃からは『ファーブル昆虫記』に登場する虫たちを描くことをライフワークにしていた。
奇しくも12日から、東京・松屋銀座にて熊田さんの代表作約220点を一堂に集めた展覧会が始まったばかり。昆虫や草花といった小さな生命に向き合ってきた細密画家としての集大成ともいえる展覧会を見届けて亡くなった。
『プチファーブル・熊田千佳慕展』は24日(月)まで、松屋銀座8階大催場で開催。
細密画家・熊田千佳慕(くまだ・ちかぼ、本名:熊田五郎)氏が13日未明、誤嚥性(ごえんせい)肺炎で死去した。98歳だった。葬儀は近親者のみで行い、後日にお別れの会を開く予定。
熊田さんは1911年(明治44)、横浜市中区生まれ。戦後、絵本作家として活躍し、『みつばちマーヤの冒険』『オズの魔法つかい』などの名作の挿絵を描いた。その徹底した観察に基づいたリアルな画法が評判を呼び、花や虫・動物など、自然の素晴らしさを描いた図鑑、ファンタジーのシリーズなどを数多く手がけた。70歳頃からは『ファーブル昆虫記』に登場する虫たちを描くことをライフワークにしていた。
奇しくも12日から、東京・松屋銀座にて熊田さんの代表作約220点を一堂に集めた展覧会が始まったばかり。昆虫や草花といった小さな生命に向き合ってきた細密画家としての集大成ともいえる展覧会を見届けて亡くなった。
『プチファーブル・熊田千佳慕展』は24日(月)まで、松屋銀座8階大催場で開催。
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2009/08/13