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　23日に行われた『ONE 172：武尊 VS ロッタン』で、タイの強豪ファイター・タワンチャイに3ラウンドKO勝利し、フェザー級キックボクシング暫定世界王座を獲得した野杁正明が25日、都内のVASILEUS GYMでメディア取材に対応し、盟友の武尊がロッタン戦の2週間前に大怪我を負っていたことを告白した。これを受けて、武尊もSNSで「試合への準備も含めて全てが自分の実力」と投稿した。

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　野杁は「これを話すことで後から怒られることもあるかもしれないんですけど」と前置きし、「武尊くんは万全の状態ではなかった。ずっと調子がよくて追い込みも過去最強の武尊くんが作れていたんですが、試合2週間前にあばらと胸骨を骨折していて練習が出来なかった」と、武尊が全治7週間の怪我をしていたことを明かした。

　「武尊くんは絶対に言わないと思う。僕が同じ立場でも言わないし。でも、誰かが言わないと分からないことじゃないですか。隠していていろいろ言われているのは苦しい」と告白した理由を説明し、「このあと武尊くんから連絡あって『何で言うの？』って言われるかもしれないけれど、それを覚悟のうえでお伝えします」と続けた。

　これを受けて、武尊は自身のXで「試合への準備も含めて全てが自分の実力。快挙を成し遂げた試合後の正明にこんなこと言わせてしまって申し訳ない」と野杁に謝罪。そして「沢山の苦しみを乗り越えて命懸けでこの勝利を勝ち取った正明には祝福の言葉だけお願いします」と快挙を成し遂げた野杁への祝福を呼びかけた。

　この投稿にファンからは「2人とも本当にかっこよかったです！」「武尊くんからたくさんの元気と勇気をもらいました！」「それだけ周りに愛されてるということです！」「武尊はいつまでもヒーロー！」といった声が続々と寄せられている。