■『雷神番外地』（31日・さいたまスーパーアリーナ）
　朝倉未来軍vs.平本蓮が率いるブラックローズの対抗戦第7試合は朝倉軍の安保瑠輝也と平本軍の元K-1クルーザー級王者シナ・カリミアンが激突。カリミアンの反則が乱れ飛ぶ中、手数で圧倒した安保が勝利をつかんだ。

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　試合ではカリミアンの重たいパンチが安保を襲う。しかし、打ち合ってのカウンターを狙うカリミアンに対し、安保も冷静に対処するなど一進一退の攻防が続く。

　第5ラウンドではカリミアンのスタミナが苦しい状況になり次第に安保の動きが目立つ展開に。ラウンド中盤には安保も顔面に強烈なパンチを打ち込むが、カリミアンがノーガードでパンチを受け止め笑顔を見せる。

　最終ラウンドでは反則技であるハックハンドブローを繰り出すカリミアン。安保も呼応する形で同じ技を繰り出すと、カリミアンが暴走。レフェリーの制止を振り切ってパンチを続け、レフェリーが被弾するというまさかの展開に。再開した直後もカリミアンが反則技を繰り出すなど不穏な展開にが続いたが、安保が冷静にパンチを繰り出す展開の中、終了のゴングが鳴り響いた。

　判定では一貫して攻勢を緩めなかった安保が3‐0でカリミアンを下し、朝倉軍が平本が率いるブラックローズの対抗戦との対抗戦に4‐3で勝利した。試合後マイクをとった安保は「5月に朝倉未来さんが平本と再戦するということで、日本の格闘技界のために絶対に勝ってください」とエールを送った。