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■『ONE Friday Fights 92』（20日　タイ・バンコク／ルンピニースタジアム）
　第2試合でリッティデット・ソー・ソンマイとオープンフィンガーグローブのムエタイルールで対戦し、2ラウンドで2度のダウンを奪ってTKO勝利を飾った吉成士門が、試合後にインタビューに応じた。

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　ONE初参戦にして豪快な勝利を上げた士門に対して、会場のルンピニースタジアムの観客から大きな声援が送られた。ほぼノーダメージで試合を終えた士門は「すごくうれしいです。練習で左のボディフックを意識していて、三日月蹴りも練習通りのやり方ができて良かったです」と笑顔を見せた。

　試合の自己採点を聞くと「80点くらいです」と厳し目の評価に。マイナス20点の理由は「2発くらいですけど相手の攻撃をもらってしまって、そこは危なかったので。何ももらわずに自分が一方的に攻める展開が一番理想です」と勝ってなお反省点を口にした。

　初めてのONEルンピニーの試合は「照明とか雰囲気が独特で、すごく面白かったです」とアウェイな空気すらも楽しんだ。来年3月の日本大会を含めて今後のONEでの活躍が期待されるが「今後もやることは変わらず、目の間の試合を大切にして勝っていくことが大事だと思っています」と冷静に語った。

　今年は9月に日本人初のプロムエタイ2階級制覇を成し遂げ、ONE初勝利で締めくくる充実した1年となった。「来年も精進します」とどこまでも謙虚な20歳は、日本のファンに向けて「応援ありがとうございました。吉成士門の名前を覚えておいてください」とメッセージを送った。

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【動画】初参戦でTKO勝利の吉成士門「フックも三日月蹴りも練習通りのやり方ができた」【インタビュー】