“人形の久月”で知られる久月が3日、東京・浅草橋総本店で『2024年話題の人変わり羽子板』を発表した。今年は、【政治・経済】から2点4人、【芸能】から1点2人、【スポーツ】から7点11人+1頭と合計10点/17人+1頭の羽子板が作られた。 久月は、昭和61年以来、毎年12月に国内外の政治、経済、スポーツ、芸能、国際、社会の各分野から、その年明るい話題を提供した人物を素材にした「変わり羽子板」を制作。なお、これらは1点限定の非売品となる。 羽子板とは、女の子の赤ちゃんが初めて迎える正月にその子の“お守り”として贈られるもの。旧暦の12月から1月の間は、十二支による暦の上では「丑・寅」にあたり“鬼門”の時期とされ、その時期を赤ちゃんが無事に通過できるようにという願いが込められている。江戸時代に入ると、現代でいうブロマイドのように歌舞伎役者などをかたどった押絵羽子板が流行。変わり羽子板も、今年明るい話題を提供した人を題材とし、その運気を借りて災いをはねのけ、来年が良い年となるようにと祈願して制作している。
2024/12/03