香取慎吾の新たな1ページが始まる―。俳優、歌手、ソロアーティストと多彩な分野で活動する香取が11月27日に3rdアルバム『Circus Funk』を配信リリースし、12月には同アルバムを引っ提げ、初のアリーナフェスを開催することが決定した。来年1月には11年ぶりのフジテレビ系の主演連続ドラマが始まるなど、勢いはとどまることを知らない。そんな多忙を極める香取にORICON NEWSはインタビューを敢行。新アルバムに込めた思いやドラマ出演を前にした心境、さらには香取、稲垣吾郎、草なぎ剛による「新しい地図」の新カレンダーの見どころまで、余すところなく徹底深掘りした。【全2回:前編】
■『Circus Funk』=音楽の楽しさを体現「とにかく叫んで、立って踊って、笑顔あふれて」
――27日には自身3枚目となるアルバム『Circus Funk』が配信リリースされます。今作品に込めた思いやテーマについて教えてください。
1枚目の『20200101(読み:ニワニワワイワイ)』は2020年なんですけど、コロナ禍に入り、(ソロアーティストとして)思い通りのスタートが切れてなかった。そして2枚目『東京SNG』でジャズをやってみたんです。でも、両作ともにコロナ禍だったんですよね。グループで何十年もやってきたけど、1人でまたステージに立ってみようという時はずっとコロナ禍にあったんです。
自分自身3枚目になるんですけど、今回は2年7ヶ月ぶり。びっくりしました。その年数はもちろんですが、次にアルバムを作るのなら、「マスクをして、声を出しちゃいけない、立ってはいけない」という制約を乗り越えて、次の時代に突入したのならば、「もうとにかく叫んで、立って踊って、笑顔あふれて、音楽って楽しいな」と思える作品にしたいと。そして『Circus Funk(読み:サーカスファンク)』の言葉の響きが、その思いに一番似合うのかなって感じたんです。
――今作の特徴を教えてください。
「バラード」はズバリないです!ちょっとでも気持ちが「そういう曲も…」って思ったら、自分で自分に「今回はないんだ!違うだろう!」と。2枚目のアルバム『東京SNG』の中にヒグチアイちゃんと作った「ひとりきりのふたり」という大好きな曲があるんですけど、「『ひとりきりのふたり』は作らない」っていうのを自分の頭に置いて、「今回はCircus Funkなんだ!」と思いながら制作していましたね。
――今作も多彩な豪華アーティストとのfeat.(フィーチャリング)曲が収録されています。こういったコラボレーションを続ける理由を教えてください。
ギターを弾いて自分で曲を紡いでいく人じゃないので。そんな中で、イメージで伝えて、いろんなアーティスト、クリエイターと共に音楽を作ってきたから、このフィーチャリングっていうものは、僕にはもう必要不可欠です。優秀なクリエイターと遊びながら一つのものを作っていく感じは、なんら自分には違和感がないです。
――今作では北海道・札幌を拠点に活動する平均年齢 23歳の3人組バンドChevon(読み:シェボン)とのコラボ楽曲も話題を集めています。日本の各地で活動するアーティストの方々をどのように発掘されているのでしょうか?
発掘しているつもりはなくて、とにかく「かっこいいな」とか、僕の耳が騒ぐ瞬間があるんです。だから今の時代は最高ですよ、サブスクというものがあるので。それこそ優秀な方々が作ったプレイリストが山のようにあるので(笑)。日本だけではなくていろんな国の音楽が、ほしい瞬間にあるじゃないですか。(アーティスト活動として)絵を描く時には、絵を描いているつもりなんだけど、実は耳は「どこかかっこいい人たちとの出会いがないかな」と。気になる楽曲があったら絵を描く筆を止めて、そこからはあっという間にアーティストのSNS、映像を見て、「かっこいい、間違いないな、素晴らしいな」と。そして1人震えるわけですよね。シェボンもその通り、そのままでしたね。
――12月3日と4日の2日間には初めてのアリーナフェスが開催されます。なぜコンサートではなく、フェスなのでしょうか?
フェスというものをやりたかったんです。それは『氣志團万博2022』に出させてもらった時に思いました。初めてのフェスで、自分のファンの人しかいない、いわゆるホームみたいなところと違うという緊張感はあったんです。だけど、すごく温かくて、音楽が好きな人の集まる場所なのかなと。だから、よりフルパワーで立ち向かったら、みんな笑顔で返してくれたりして、気持ちよくて。そんな経験をさせてもらったんです。
昔からいろんなアーティストと絡む機会は多かったですし、それこそフェスのようにいろんな人たちと歌ったりするようなものが、いつか作れたらなとも思っていて。そのいつかが今回かなったんです。
――思い入れのあるフェスの開催も間近に迫っていますが、現在の心境を教えてください。
ライブの演出とかを自分でやるのですが、曲の間、1秒2秒をすごく大事にしているんです。だけど、いざフェスをやることになったら、曲ごとにバンドのセットを変えなきゃいけなかったりするんだっていうのに、今さらぶちあたって。びっくりしています(笑)。
今はドラマの撮影も始まったりして、これまでも何かと忙しく生きてきたんですけど、「もう間に合わないんじゃないか」とか、「できないんじゃないか」と思う時ほど、ソワソワ、ゾクゾクとしびれてくるんですよね。
後編では、11年ぶりに主演を務めることになったフジテレビのドラマ出演への心境、毎年恒例の「CHIZU CALENDAR」撮影秘話に加え、アーティストとしてより一層磨きのかかったこの一年について振り返ってもらった。
◆3rd ALBUM『Circus Funk』
2024年11月27日配信リリース
【収録曲(全11曲)】
01.COLOR BARS(feat. SHOW-GO)
02.SURVIVE(feat. LEO from ALI)
03.Circus Funk(feat. Chevon)※先行配信
04. 愛の言霊(ことだま)〜Spiritual Message〜(feat. Night Tempo)
05.Full Moon(feat. 村田陽一)
06.UNERI KUNERI(feat. Kroi)
07.カツカレー(feat. 在日ファンク)
08.TATTOO(feat. 中森明菜)※先行配信
09.一億人の恋人(feat. 乃紫)
10. 夢々Ticket(feat. 緑黄色社会)
11. Not Too Good Not Too Bad(feat. Yaffle)
◆『“Circus Funk” Festival』
チケット一般販売中(2024年11月23日 午前10:00〜)
12月3日(火) 東京・国立代々木競技場 第一体育館
OPEN 16:00 / START 17:00
ゲスト:SHOW-GO/LEO from ALI/Chevon/Night Tempo/村田陽一/在日ファンク/SOIL&"PIMP"SESSIONS/乃紫
12月4日(水) 東京・国立代々木競技場 第一体育館
OPEN 14:00 / START 15:00
ゲスト:SHOW-GO/Chevon/Night Tempo/村田陽一 /Kroi/SOIL&"PIMP"SESSIONS/乃紫
■『Circus Funk』=音楽の楽しさを体現「とにかく叫んで、立って踊って、笑顔あふれて」
――27日には自身3枚目となるアルバム『Circus Funk』が配信リリースされます。今作品に込めた思いやテーマについて教えてください。
1枚目の『20200101(読み:ニワニワワイワイ)』は2020年なんですけど、コロナ禍に入り、(ソロアーティストとして)思い通りのスタートが切れてなかった。そして2枚目『東京SNG』でジャズをやってみたんです。でも、両作ともにコロナ禍だったんですよね。グループで何十年もやってきたけど、1人でまたステージに立ってみようという時はずっとコロナ禍にあったんです。
自分自身3枚目になるんですけど、今回は2年7ヶ月ぶり。びっくりしました。その年数はもちろんですが、次にアルバムを作るのなら、「マスクをして、声を出しちゃいけない、立ってはいけない」という制約を乗り越えて、次の時代に突入したのならば、「もうとにかく叫んで、立って踊って、笑顔あふれて、音楽って楽しいな」と思える作品にしたいと。そして『Circus Funk(読み:サーカスファンク)』の言葉の響きが、その思いに一番似合うのかなって感じたんです。
――今作の特徴を教えてください。
「バラード」はズバリないです!ちょっとでも気持ちが「そういう曲も…」って思ったら、自分で自分に「今回はないんだ!違うだろう!」と。2枚目のアルバム『東京SNG』の中にヒグチアイちゃんと作った「ひとりきりのふたり」という大好きな曲があるんですけど、「『ひとりきりのふたり』は作らない」っていうのを自分の頭に置いて、「今回はCircus Funkなんだ!」と思いながら制作していましたね。
――今作も多彩な豪華アーティストとのfeat.(フィーチャリング)曲が収録されています。こういったコラボレーションを続ける理由を教えてください。
ギターを弾いて自分で曲を紡いでいく人じゃないので。そんな中で、イメージで伝えて、いろんなアーティスト、クリエイターと共に音楽を作ってきたから、このフィーチャリングっていうものは、僕にはもう必要不可欠です。優秀なクリエイターと遊びながら一つのものを作っていく感じは、なんら自分には違和感がないです。
――今作では北海道・札幌を拠点に活動する平均年齢 23歳の3人組バンドChevon(読み:シェボン)とのコラボ楽曲も話題を集めています。日本の各地で活動するアーティストの方々をどのように発掘されているのでしょうか?
発掘しているつもりはなくて、とにかく「かっこいいな」とか、僕の耳が騒ぐ瞬間があるんです。だから今の時代は最高ですよ、サブスクというものがあるので。それこそ優秀な方々が作ったプレイリストが山のようにあるので(笑)。日本だけではなくていろんな国の音楽が、ほしい瞬間にあるじゃないですか。(アーティスト活動として)絵を描く時には、絵を描いているつもりなんだけど、実は耳は「どこかかっこいい人たちとの出会いがないかな」と。気になる楽曲があったら絵を描く筆を止めて、そこからはあっという間にアーティストのSNS、映像を見て、「かっこいい、間違いないな、素晴らしいな」と。そして1人震えるわけですよね。シェボンもその通り、そのままでしたね。
――12月3日と4日の2日間には初めてのアリーナフェスが開催されます。なぜコンサートではなく、フェスなのでしょうか?
フェスというものをやりたかったんです。それは『氣志團万博2022』に出させてもらった時に思いました。初めてのフェスで、自分のファンの人しかいない、いわゆるホームみたいなところと違うという緊張感はあったんです。だけど、すごく温かくて、音楽が好きな人の集まる場所なのかなと。だから、よりフルパワーで立ち向かったら、みんな笑顔で返してくれたりして、気持ちよくて。そんな経験をさせてもらったんです。
昔からいろんなアーティストと絡む機会は多かったですし、それこそフェスのようにいろんな人たちと歌ったりするようなものが、いつか作れたらなとも思っていて。そのいつかが今回かなったんです。
――思い入れのあるフェスの開催も間近に迫っていますが、現在の心境を教えてください。
ライブの演出とかを自分でやるのですが、曲の間、1秒2秒をすごく大事にしているんです。だけど、いざフェスをやることになったら、曲ごとにバンドのセットを変えなきゃいけなかったりするんだっていうのに、今さらぶちあたって。びっくりしています(笑)。
今はドラマの撮影も始まったりして、これまでも何かと忙しく生きてきたんですけど、「もう間に合わないんじゃないか」とか、「できないんじゃないか」と思う時ほど、ソワソワ、ゾクゾクとしびれてくるんですよね。
後編では、11年ぶりに主演を務めることになったフジテレビのドラマ出演への心境、毎年恒例の「CHIZU CALENDAR」撮影秘話に加え、アーティストとしてより一層磨きのかかったこの一年について振り返ってもらった。
◆3rd ALBUM『Circus Funk』
2024年11月27日配信リリース
【収録曲(全11曲)】
01.COLOR BARS(feat. SHOW-GO)
02.SURVIVE(feat. LEO from ALI)
03.Circus Funk(feat. Chevon)※先行配信
04. 愛の言霊(ことだま)〜Spiritual Message〜(feat. Night Tempo)
05.Full Moon(feat. 村田陽一)
06.UNERI KUNERI(feat. Kroi)
07.カツカレー(feat. 在日ファンク)
08.TATTOO(feat. 中森明菜)※先行配信
09.一億人の恋人(feat. 乃紫)
10. 夢々Ticket(feat. 緑黄色社会)
11. Not Too Good Not Too Bad(feat. Yaffle)
◆『“Circus Funk” Festival』
チケット一般販売中(2024年11月23日 午前10:00〜)
12月3日(火) 東京・国立代々木競技場 第一体育館
OPEN 16:00 / START 17:00
ゲスト:SHOW-GO/LEO from ALI/Chevon/Night Tempo/村田陽一/在日ファンク/SOIL&"PIMP"SESSIONS/乃紫
12月4日(水) 東京・国立代々木競技場 第一体育館
OPEN 14:00 / START 15:00
ゲスト:SHOW-GO/Chevon/Night Tempo/村田陽一 /Kroi/SOIL&"PIMP"SESSIONS/乃紫
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2024/11/23