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岸博幸氏、元おニャン子・生稲晃子氏の外務政務官起用を痛烈批判「結論として戦略性が全然ない」 一部のSNS上の声にも言及

 元官僚で、慶應義塾大学大学院の岸博幸授が17日放送TBS系『サンデージャポン』(毎週日曜 前9:54)に生出演。元おニャン子クラブの俳優、生稲晃子参院議員が、第2次石破茂内閣で外務政務官に抜てきされたことについて言及した。

生稲晃子 (C)ORICON NewS inc.

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 番組では第2次石破茂内閣で生稲氏のほか、元SPEED今井絵理子参院議員が内閣府政務官といった元タレント議員が起用されたことについてSNSの声を交えて特集した。

 岸氏はこの人事について「むちゃくちゃ怒っている」と切り出すと、「元タレントということで、仕事やれんのかよと、こういうバカな言い方は絶対ダメです」と強調した上で、「つまり、芸能人だったけど国会議員に道を変えて、他の方も含めて、むちゃくちゃ政策を勉強しているんですよ。今を否定しちゃダメなんです」と話した。

 さらにはもう一つの怒りとして「結論として戦略性が全然ない」と断言。米国で次期大統領に決まったトランプ氏の閣僚人事と比較し、「トランプさんが実現したい方向のために人を選んでいる。日本は、大臣でも官邸に呼ばれるまで自分が何の担当なのか分からない。副大臣、政務官はより一層、適材適所より人をはめるということになる」と日本の政府の人事を解説し、「外務政務官に生稲さんというのは、生稲さんが可哀想」と述べた。

 生稲氏は今回、外務政務官として中国、北朝鮮、韓国といったアジア太平洋局の担当となったが、「国の数が200あって、アジア大洋州には大事な国がいっぱいある。国際会議もある。国内の政治なら事務方がいくらでもサポートできるけど、外交はトップの責任がすごく思い。そこでまだ国会議員になって2年目、政策の交渉の経験がない方をあてるというのは、ちょっと生稲さん可哀想」と人事に苦言を呈し「芸能界で揉まれた根性がある方だと思うので、根性出して頑張って見返してほしい」と激励した。

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