デビュー10年を迎えた7人組グループ・WEST,と.WOWOWがタッグを組んだオリジナルライブ『WOWOW presents WEST. 10th Anniversary Live “W”』が、WOWOW プライムで26日午後7時より放送・オンデマンドでも配信される。WEST.の到達点であり、“次なる一歩”でもある、その撮影の内側に迫った収録現場への潜入レポートが到着した。 撮影が行われたのは、ライブ会場で言うならばアリーナ級の広大な多目的スペース。その一角に巨大なセットが組まれ、100人以上のスタッフが忙しく立ち働く、スケールの大きさは圧倒的だ。セットは3つ用意され、曲ごとに小道具の配置や照明の位置が細かく変えられる。大作ドラマや映画の撮影を思わせる壮大な光景から、「これは単なるライブや音楽番組の収録じゃない」という思いがひしひしと伝わってくる。 メンバーが元気よく登場すると、会場の空気がパッと華やぐ。スタッフとあいさつを交わし、ストリングスを含むバックバンドのミュージシャンたちと談笑しながらテンションを徐々に高めていく。桐山照史がおどけて大声を出し、神山智洋は一人静かに集中し、中間淳太、藤井流星、濱田崇裕(※濱=異体字)、小瀧望は思い思いのリラックス・モード。「さぁ行こう」と、全員をまとめる役割は重岡大毅だ。WEST.とWOWOWがタッグを組んだオリジナルライブ収録がいよいよ始まる。 ネタバレにならない程度に解説すると、「WOWOW presents WEST.10th Anniversary Live“W”」は、セットや衣装も含め、メンバーがストイックに自身と対峙する空気、彼らの“強さ”“野性味”“色気”“妖艶さ”と、これまでのWEST.のパブリックイメージでもある、エネルギーにあふれる姿との対比を描く演出となっている。さらにその中で、数曲ごとに激しくロック、バラード、ダンスチューンなどを織り交ぜ、WEST.の多角的な魅力を見せるプランが組まれている。 メンバーは朝から1回のリハーサルで歌とダンスを合わせ、バンド、ストリングスとも息がぴったり。WEST.のエネルギッシュでワイルドな側面を代表する楽曲「証拠」では、7人が輪になってガンガン盛り上げ、肩を組んで歌いあう。何台ものカメラを駆使した生々しい映像も迫力満点で、撮影は快調に進んでいく。途中、実際のライブさながらにMCもあり、重岡が盛り上げ、小瀧が笑いを取ってみんなに突っ込まれている。歌いながらの追いかけっこやじゃれあいも、あちらこちらで勃発する。おそらくすべてはアドリブだろう。収録中もセッティングの合間も、笑顔が絶えない。
2024/10/24