歌手の水前寺清子（79）が15日、都内で「水前寺清子バースデー＆デビュー60周年記念新曲発表」のイベントを開いた。お祝いコメントやファンの応援に胸をつまらせ、涙を流した。

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　所属事務所・日本クラウンの後輩歌手である美川憲一、瀬川瑛子、鳥羽一郎、三山ひろし、純烈から動画でお祝いコメントを贈られたほか、先輩の北島三郎からの動画が上映された。

　北島は互いに本名で歌手を目指して切磋琢磨した時期があったことを明かし、「思い出を話したらキリないけど、この道を歩くしかない。お互い、もう少し頑張ってみましょう。あなたもこの道一本でいきなさい」と激励。

　動画を見た水前寺は「流さないでよ」と感極まった様子。そこに、バースデーケーキを持って後輩歌手・大江裕が登場すると、目をうるませて、大江と抱き合った。

　終始、ユーモアあふれた振る舞いを見せていた水前寺だったが、新曲「男のいのち」（作詩：星野哲郎／作曲：叶弦大）、大ヒット曲「涙を抱いた渡り鳥」を大江と歌った際には、涙を浮かべ、終わった後には「皆さんから温かい応援いただき、なんて幸せなんだろうと涙が出てきてしまいました。こんな幸せな誕生日は初めて」と振り返った。

　水前寺は1964年10月15日のデビューから60周年を迎えることを記念し、新曲「男のいのち」をはじめ、大ヒット曲「涙を抱いた渡り鳥」「三百六十五歩のマーチ」「ありがとうの歌」など30曲を収録したアルバム『援歌の真髄〜男のいのち〜』を15日から販売する。