松重豊が監督・脚本・主演する『劇映画 孤独のグルメ』(2025年1月10日公開)が3日、韓国・釜山で開催されているアジア最大規模の映画祭「第29回釜山国際映画祭」にて上映された。ワールドプレミアとなった上映の舞台あいさつには、ドラマ『梨泰院クラス』(20年)で最凶の敵役を演じたユ・ジェミョンがサプライズで駆け付け、『劇映画 孤独のグルメ』への出演を発表した。
釜山国際映画祭は、1996年に創設され、世界中の映画人から愛されるアジア最大規模の由緒ある映画祭。『劇映画 孤独のグルメ』は、同映画祭を代表する部門の1つで、人気、芸術性に富んだ新作や国際的に評価された作品が選出されるオープンシネマ部門への出品となり、収容人数約5000人の「釜山シネマセンター」野外スクリーンにて上映された。過去上映作品としては、「第95回アカデミー賞」作品賞など7部門で受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022年)、邦画では『キングダム2 遥かなる大地へ』(22年)や『シン・ゴジラ』(16年)など、数々の話題作が上映されきた。
上映前の舞台あいさつでは、監督・脚本・主演を務めた松重がステージに登場。世界で最初に鑑賞する観客を前に、「こうして皆さんの前でお披露目することができるのが本当にうれしいです!皆さんの反応をこれからの励みにしたいと思います!」と喜びの気持ちを語た。そして、MCの呼び込みによって登壇したのが、日本でも話題となったドラマ『梨泰院クラス』で、主人公の因縁の相手であり、飲食業界のトップに君臨する大企業「長家(チャンガ)」の会長・チャン・デヒを熱演したユ・ジェミョン。
『劇映画 孤独のグルメ』でユ・ジェミョンが演じるのは、韓国領に迷い込んだ五郎(松重)の入国手続きを行う韓国入国審査官。撮影から約1年ぶりの再会となった松重とユ・ジェミョンはがっちりと握手を交わし、日韓の欠かすことのできない名優の共演が発表されるサプライズに、会場は驚きと共に大きな歓声に包まれた。
松重は「この作品を愛してくれる方が韓国にたくさんいること知り、劇映画にする上で韓国を大きな舞台として考えたいと思いました。シナリオを考える上で、言葉の壁を越え、友情が芽生える作品にしたいと思った時に、この人しかいないと恋焦がれて出演していただきました」と、ユ・ジェミョンの出演を熱望していたことを明かした。
そんな松重に対し、ユ・ジェミョンは、「『孤独のグルメ』は独特で、愉快で、素敵な作品だと思って楽しく見ていました。だから本作のオファーをもらったことに非常に驚いたけれど、感謝の気持ちで受けることにしました」と話し、「撮影中も松重さんは親切に説明してくれて、幸せな思い出になりました」と撮影時を振り返った。
松重から「ユ・ジェミョンさんにご飯をごちそうしてもらいました!」とお礼を伝えた場面では、2人の現場での雰囲気の良さが垣間見え、会場からも歓声が上がっていた。
最後のあいさつでユ・ジェミョンは「今日は釜山に着いてすぐミルミョンを食べ、明日の朝はデジクッパを食べる予定です。釜山はまさに美食家の街だと思います。皆さんの幸せな笑顔を見ることが出来てうれしいです」と、釜山グルメに絡めた感想をお茶目に述べた。
松重からは「食べ物を通して、人と人との心の触れ合いや愛情を感じてもらえる作品にしたつもりです。でも、気持ちが温かくなったけれど、“孤独のグルメ”らしくお腹がすいた!という作品にしたいとも思っています。きっと見終わった後はお腹がすくと思うので覚悟してください!」と作品に込めた想いと、松重節を効かせたユーモラスな言葉で締めくくった。
ほぼ満席の会場で実施された、本作のワールドプレミア上映。度々笑いが起き、時においしそうな料理へのリアルなため息が漏れるなど、会場は大盛り上がった。松重も会場でファンと共にワールドプレミア上映を鑑賞。監督として、観客のその反応を肌で感じた様子。上映が終了すると、松重に向けて観客から大きな拍手と歓声が巻き起こり、それに対し松重も大きな声で「カムサハムニダ!」と感謝の言葉を叫び、笑顔で会場を後にした。
降壇後、「韓国の皆さんに見てもらえてよかった!カムサハムニダ!」と本作への手応えを話し、監督として初めて映画祭に参加した松重にとっても忘れられないワールドプレミアになったようだ。
■出演キャスト総出演の新予告映像、解禁
ワールドプレミアを経て、出演が発表された内田有紀、磯村勇斗、村田雄浩、ユ・ジェミョン、塩見三省、杏、オダギリジョーらが総出演する90秒の最新予告映像も解禁となった。
千秋(杏)と一郎(塩見)から“スープ探し”の依頼を受け、フランス・韓国・日本と世界中を駆け巡ることになる様子が映し出される。そして、長崎・五島列島も舞台になることが明らかに!が、何やら雲行きは怪しく…。
「おかしいな…。これはちょっとマズイな…」という台詞から五郎に最大の危機が訪れている模様。五郎にどんな危険が降りかかるのか。ただの“スープ探し”ではなかったのか!?ただ、それでも五郎は変わらず、おいしそうに料理を食べる。劇映画となった『孤独のグルメ』は一体どのような物語になっているのか、続報に期待したい。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
釜山国際映画祭は、1996年に創設され、世界中の映画人から愛されるアジア最大規模の由緒ある映画祭。『劇映画 孤独のグルメ』は、同映画祭を代表する部門の1つで、人気、芸術性に富んだ新作や国際的に評価された作品が選出されるオープンシネマ部門への出品となり、収容人数約5000人の「釜山シネマセンター」野外スクリーンにて上映された。過去上映作品としては、「第95回アカデミー賞」作品賞など7部門で受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022年)、邦画では『キングダム2 遥かなる大地へ』(22年)や『シン・ゴジラ』(16年)など、数々の話題作が上映されきた。
上映前の舞台あいさつでは、監督・脚本・主演を務めた松重がステージに登場。世界で最初に鑑賞する観客を前に、「こうして皆さんの前でお披露目することができるのが本当にうれしいです!皆さんの反応をこれからの励みにしたいと思います!」と喜びの気持ちを語た。そして、MCの呼び込みによって登壇したのが、日本でも話題となったドラマ『梨泰院クラス』で、主人公の因縁の相手であり、飲食業界のトップに君臨する大企業「長家(チャンガ)」の会長・チャン・デヒを熱演したユ・ジェミョン。
『劇映画 孤独のグルメ』でユ・ジェミョンが演じるのは、韓国領に迷い込んだ五郎(松重)の入国手続きを行う韓国入国審査官。撮影から約1年ぶりの再会となった松重とユ・ジェミョンはがっちりと握手を交わし、日韓の欠かすことのできない名優の共演が発表されるサプライズに、会場は驚きと共に大きな歓声に包まれた。
松重は「この作品を愛してくれる方が韓国にたくさんいること知り、劇映画にする上で韓国を大きな舞台として考えたいと思いました。シナリオを考える上で、言葉の壁を越え、友情が芽生える作品にしたいと思った時に、この人しかいないと恋焦がれて出演していただきました」と、ユ・ジェミョンの出演を熱望していたことを明かした。
そんな松重に対し、ユ・ジェミョンは、「『孤独のグルメ』は独特で、愉快で、素敵な作品だと思って楽しく見ていました。だから本作のオファーをもらったことに非常に驚いたけれど、感謝の気持ちで受けることにしました」と話し、「撮影中も松重さんは親切に説明してくれて、幸せな思い出になりました」と撮影時を振り返った。
松重から「ユ・ジェミョンさんにご飯をごちそうしてもらいました!」とお礼を伝えた場面では、2人の現場での雰囲気の良さが垣間見え、会場からも歓声が上がっていた。
最後のあいさつでユ・ジェミョンは「今日は釜山に着いてすぐミルミョンを食べ、明日の朝はデジクッパを食べる予定です。釜山はまさに美食家の街だと思います。皆さんの幸せな笑顔を見ることが出来てうれしいです」と、釜山グルメに絡めた感想をお茶目に述べた。
松重からは「食べ物を通して、人と人との心の触れ合いや愛情を感じてもらえる作品にしたつもりです。でも、気持ちが温かくなったけれど、“孤独のグルメ”らしくお腹がすいた!という作品にしたいとも思っています。きっと見終わった後はお腹がすくと思うので覚悟してください!」と作品に込めた想いと、松重節を効かせたユーモラスな言葉で締めくくった。
ほぼ満席の会場で実施された、本作のワールドプレミア上映。度々笑いが起き、時においしそうな料理へのリアルなため息が漏れるなど、会場は大盛り上がった。松重も会場でファンと共にワールドプレミア上映を鑑賞。監督として、観客のその反応を肌で感じた様子。上映が終了すると、松重に向けて観客から大きな拍手と歓声が巻き起こり、それに対し松重も大きな声で「カムサハムニダ!」と感謝の言葉を叫び、笑顔で会場を後にした。
降壇後、「韓国の皆さんに見てもらえてよかった!カムサハムニダ!」と本作への手応えを話し、監督として初めて映画祭に参加した松重にとっても忘れられないワールドプレミアになったようだ。
■出演キャスト総出演の新予告映像、解禁
ワールドプレミアを経て、出演が発表された内田有紀、磯村勇斗、村田雄浩、ユ・ジェミョン、塩見三省、杏、オダギリジョーらが総出演する90秒の最新予告映像も解禁となった。
千秋(杏)と一郎(塩見)から“スープ探し”の依頼を受け、フランス・韓国・日本と世界中を駆け巡ることになる様子が映し出される。そして、長崎・五島列島も舞台になることが明らかに!が、何やら雲行きは怪しく…。
「おかしいな…。これはちょっとマズイな…」という台詞から五郎に最大の危機が訪れている模様。五郎にどんな危険が降りかかるのか。ただの“スープ探し”ではなかったのか!?ただ、それでも五郎は変わらず、おいしそうに料理を食べる。劇映画となった『孤独のグルメ』は一体どのような物語になっているのか、続報に期待したい。
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2024/10/04