「エッセイを書く時って、自分へのセラピーみたいな瞬間があって、自分と向き合うことによって、これは本当に思っていることなのか取捨選択できる」。文筆家・星野源は、穏やかな表情を浮かべながら言葉を紡ぐ。2014年からつづってきたエッセイ集『いのちの車窓から』(KADOKAWA)の新刊『いのちの車窓から 2』が、9月30日に刊行される。同書には2017年から23年までの雑誌『ダ・ヴィンチ』の連載原稿と4篇の書き下ろしが収録されているが、この間、世の中も、そして星野にも、本当にたくさんのことが起きていた。目まぐるしく変わる“車窓”を、星野はどう眺めていたのだろう。■書き下ろしエッセイは「残しておきたい思い」を込める
2024/09/30