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[Alexandros]、菅田将暉『Cloud クラウド』インスパイアソングのスペシャルMV解禁
 俳優・菅田将暉主演、黒沢清監督の映画『Cloud クラウド』(9月27日公開)のために[Alexandros]が書き下ろした楽曲「Boy Fearless」の映画版スペシャルミュージックビデオ(MV)が解禁となった。

映画『Cloud クラウド』(9月27日公開) (C)2024 「Cloud」 製作委員会

映画『Cloud クラウド』(9月27日公開) (C)2024 「Cloud」 製作委員会

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 本作は、世界中がネットでつながる“いま”しのびよる日常と隣り合わせの恐さを描くサスペンス・スリラー。転売で稼ぐ主人公・吉井良介を菅田、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じている。

 MV映像では、主人公・吉井(菅田)の「転売屋」としての日常の姿と、知らない間に“狩りゲーム”の《標的》となり、どんどん日常が壊されていく姿が、交差するように映し出される。吉井を狙う“匿名の集団”の姿も一部明らかに。彼らが手にしているのは「銃」。窮地に追いやられる吉井はやがて壮絶な銃撃戦へ巻き込まれていく…。誰が誰を狙っているのか!?どこから狙われているのか!?スリルにあふれる映像が、映画の世界を拡張させる楽曲とともに展開していく。

 MVのラストには、吉井の心情を表現した楽曲のワンフレーズ「I won't hesitate to shoot(俺は容赦なく撃つ)CLICK(クリック)」とリンクさせ、吉井が銃を構えた菅田で完結する。これまで怯え逃げ惑っていた姿から一変、銃口を向けた吉井の鋭い表情に注目だ。

 前半はひたひたと冷徹なサスペンススリラー、そして後半はソリッドなガンアクションと、劇中でテイストが変態する構成で観客を呑み込んでゆく本作の映像世界の一部が体験できるMVに仕上がっている。

 今回の解禁に際して、90年代に黒沢清監督の『CURE』と出会って以来の黒沢作品の大ファンという[Alexandros]の川上洋平は「光栄でした。この映画の曲を作るのかと思うと興奮してすぐに地下室にこもり作り始めました」と、オファーを受けた喜びを回想。

 楽曲「Boy Fearless」については、「この映画の不気味さをどう表現しようか、と考えた時にまず思ったのが『捲(まく)し立て』でした。主人公が転げ落ちていく様をヒップホップというよりはグライムと呼ばれる英国特有のラップの風味を取り入れてみました。さらに不協な音を所々まぶしております。ライブでもアガるようなトラックになりました。ぜひぶち上がってください」と説明している。

 「最高に不気味なアクションムービー。ジワリジワリと危険に晒(さら)されていく主人公にいつのまにか自分を重ねてしまいました。そしてこの映画は怖さに加えてとにかくカッコいい。そこが黒沢清監督としては新鮮でしたね。そして役者さんたちがとにかく良い味出してましたね。菅田将暉さんをはじめ、役者さんたちの新たな一面が観れるはずです」と絶賛している。

 主演の菅田は、今回のインスパイアソングについて「軽快な低音から始まるスリルと色気のある声が脳みそに直接語りかけてきて頭から離れません。ノレたり怖くなってきたりまた踊れたり、、。映画『Cloud』とのセッションが楽しみです」とコメント。

 予告編で楽曲の一部が披露された際、黒沢監督は「凄いスピードで物事が次々と進行する快感と不安とを同時に感じました。もっと先が知りたい、でも知るのが恐い… それはまさに私がこの映画で観客に味わってほしかった感情そのものです。見事というほかありません」と称えていた。

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