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重岡大毅、笑福亭鶴瓶演じる主人公の“若かりし頃”に起用 妻役の上白石萌音と8年ぶり映画共演「はじめから信頼感がありました」

 WEST.重岡大毅と俳優の上白石萌音が、映画『35年目のラブレター』(2025年3月7日公開)に出演することが決定した。笑福亭鶴瓶原田知世ふんする西畑夫妻の出会いを2人が演じる。重岡と上白石は『溺れるナイフ』(2016)以来の8年ぶりの映画共演となる。このほど、メインキャスト4人がそろったティザービジュアルが公開された。

『35年目のラブレター』ティザービジュアル (C)2025「35年目のラブレター」製作委員会

『35年目のラブレター』ティザービジュアル (C)2025「35年目のラブレター」製作委員会

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 今作は2003年に朝日新聞で紹介されるやテレビ・雑誌で取り上げられ、さらには創作落語になるなどさまざまな形式で広まり多くの感動を呼んだ、ある夫婦の本当にあった実話を映画化。

 戦時中に生まれた西畑保は十分な教育を受けることができず、読み書きができないまま大人に。保は自分を支え続けてくれた最の妻・皎子(きょうこ)への感謝を自身で書いた手紙で伝えようと、夜間中学に通い始める。一から文字を習い、妻へのラブレターを書くために奮闘する夫と長年支え続けてきた妻の心温まる物語を描く。

 重岡は上白石との共演について「久しぶりに会ったはずなのに、気まずさもなく、はじめから信頼感がありました」と振り返り、上白石は「台本を読んだ際に保役は重岡さんぽいなと思っていたので、本当に(重岡に)決まったと聞いたときはさらに撮影が楽しみになりました」と再共演への喜びを明かす。

 さらに、鶴瓶と原田が演じる西畑夫妻の若かりし頃を演じることについて重岡は「鶴瓶さんと似通ったものを感じてキャスティングしていただけたことが、めっちゃうれしかったです」とコメント。上白石は「原田さんの作品を拝見していましたし歌が大好きでずっと聞いていたので、同じ役を演じられてうれしかったです」とそれぞれ、同じ人物を演じることに対する思いを語った。

 奈良が舞台の本作で、関西弁の演技に挑戦した上白石は「現場のスタッフさんに関西出身の方が多く、困ったらすぐ頼っていました。撮影を重ねるごとに段々関西弁に染まってきて本番以外でも関西弁になってました(笑)現場の温かい空気感が作品にも良い影響をもたらしていると思います」と現場の雰囲気についても触れ、関西出身の重岡も「撮影前の本読みの時点で上白石さんの関西弁が出来上がっていてすごかったですよ!」と上白石の関西弁を絶賛。2人の関西弁での掛け合いも見どころとなる。

 ティザービジュアルには温かさと切なさが交錯するメインキャスト4人の姿が並び、「その手紙は、精一杯の愛でした。」というコピーからは文字の読み書きができない西畑保の不器用ながらも幸せを教えてくれた最愛の妻・皎子への想いが感じられる。中央部には、保と皎子がベンチで寄り添い合う後ろ姿が描かれており、35年間連れ添った夫婦の柔らかい空気感が伝わるビジュアルとなっている。

 さらに、本編映像初出しとなる特報映像もあわせて解禁。文字の読み書きができない保と、そんな彼をいつもそばで支えてくれる妻・皎子の素朴で温かな日常の場面から始まる。どんな時も寄り添い支えてくれた皎子に感謝のラブレターを書くために、夜間学校に通う事を決心した保。そして若かりし頃の保(重岡)と皎子(上白石)の出会いや苦悩が映し出され、「今日から私があなたの手になるわ」と告げる皎子の姿からは保を支え続ける決意がうかがえる。

 一字また一字と書いては消し、また書くひたむきな保と、それを見るともなく見守る皎子の愛に感涙必至の物語を予感させる特報映像となっている。結婚35年の月日の中で西畑夫妻が乗り越えてきた困難やかけがえのない幸せな時間が丁寧につむがれる。

■出演者コメント

▼重岡大毅

この役を演じるにあたり、僕と鶴瓶さんに似通ったものを感じてキャスティングいただけたことが、めっちゃうれしかったです。萌音ちゃんとは久しぶりに会ったはずなのに気まずさもなく、はじめから信頼感がありました。大変なシーンもあったのですが、塚本(連平)監督はじめチームがいたから乗り越える事ができました。読み書きを覚え、皎子さんにラブレターを書いて伝えるという保さんの決心に僕自身、勇気をもらいましたし、“何かをやることに遅いなんてことはないんだ”というパワーに溢れた温かいメッセージがきっと作品を通してたくさんの人に届くんじゃないかなと思います。劇場でお待ちしております。ぜひ観にいらしてください。

▼上白石萌音

原田さんの作品を拝見していましたし、歌が大好きでずっと聞いていたので、同じ役を演じられてうれしかったです。台本を読んだ際、保役は重岡さんぽいなと思っていたので、重岡さんとの共演が決まったと聞いたときはさらに撮影が楽しみになりました。関西弁での演技に挑戦したのですが、現場のスタッフさんに関西出身の方が多く、困ったらすぐ頼っていました。撮影を重ねるごとに、段々関西弁に染まってきて本番以外でも関西弁になってました(笑)現場の温かい空気感が作品にも良い影響をもたらしていると思います。この作品を通して、この人のためになりたい、一緒にいたい、何かしたいと思う相手がいるのは、本当に幸せなことだと思いました。今の時代だからこそ、手紙の温かさが改めて伝わると良いなと思います。撮影中も保さんと皎子さんのことを考えるだけで幸せな気持ちになりましたし、こんなに心温まるエピソードが実話だという事が本当にすてきだと思います。映画を観た方にもそれが伝わると思いますので、ぜひ映画館でご覧いただきたいです。

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