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ノンフィクション作家・佐々涼子さん死去 享年56 2022年に悪性脳腫瘍と診断されていた
 ノンフィクション作家の佐々涼子さんが1日に亡くなった。享年56。2日、早川書房のホームページで伝えられた。

佐々涼子さん

佐々涼子さん

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 サイトでは「ノンフィクション作家の佐々涼子氏が9月1日に逝去しました。謹んで御冥福をお祈りします。早川書房では、佐々氏の『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』、『駆け込み寺の男 玄秀盛』(現在はいずれもハヤカワ文庫NF)を刊行しました」と紹介。

 続けて「東日本大震災によって大きな被害を受けた製紙工場が復活を遂げるまでの人間ドラマを描いた『紙つなげ!』は、紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめする「キノベス! 2015」第1位、第49回新風賞特別賞、ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2024」第1位(エッセイ・ノンフィクション部門)に輝くなど大きな話題となり、ベストセラーとなりました」とこれまでの功績を伝えた。

 佐々さんは1968年生まれ。2012年に『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』で第10回開高健ノンフィクション賞、2020年に『エンド・オブ・ライフ』で第3回本屋大賞ノンフィクション本大賞を受賞。2022年には『ボーダー 移民と難民』、2023年『夜明けを待つ』を発表した。今年3月に公開されたNHKのYouTubeチャンネル内の動画では、2022年12月に悪性脳腫瘍と診断され余命は数ヶ月かも知れないことが伝えられていた。

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