タレントの熊切あさ美（44）が、8月31日付で所属事務所を退所していたことが分かった。前千葉県知事で俳優の森田健作（74）がパーソナリティーを務めるFM NACK5『青春もぎたて朝一番！』（毎週日曜　前6：30）とニッポン放送『青春の勲章はくじけない心』（毎週月曜　後6：20）に出演。2019年から所属してきたアーティストハウス・ピラミッドを退所し、ベリーベリープロモーションに移籍したことを明らかにした。

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　番組では森田やアシスタントを務める酒井法子（53）、西村知美（53）も新しい旅立ちを応援した。かつては「崖っぷちアイドル」と公言し続けてきた熊切だったが、事務所移籍に「これからも夢を追い続けていきたい」と目を輝かせていた。

　熊切は、1998年にフジテレビ系番組の「チェキッ娘」オーディションに合格し、初代メンバーに。同グループ内ではユニット「METABO」の一員としても活躍したが、翌99年に「チェキッ娘」が解散となり、さらに2002年には「META MO」も活動を終了。その後は「どんな仕事をしてでも芸能界にしがみつきたい」という願望から、自らを「崖っぷちアイドル」と称し、バラエティー番組で注目されるようになった。

　20年に発売した16年ぶりの写真集『Bare Self（ベア・セルフ）』が評判となり再ブレークのきっかけを掴むと、続けて『蜜の香り』（21年）、『燦々』（22年）と「グラビアのお仕事は一時、やめていたのですが幸運にも40歳を過ぎてから3冊も写真集を出させていただきました」としみじみ語った。

　今回、移籍後の最初の仕事として両番組を選んだのは酒井と西村が番組アシスタントだったことも大きい。熊切は「再出発の最初の仕事で芸能界の大先輩の森田さんや、尊敬する酒井さん、西村さんの番組に出演できてうれしい」と顔をほころばせる。

　その熊切は今年の夏、SNSで公開してきたビキニ姿の写真や動画が大反響だった。酒井から「引き締まったウエストラインとか抜群のスタイルで羨ましい。美し過ぎます」と言われると、照れくさそうに「もともとモダンバレエをやっていたのですが、34〜5歳ぐらい頃から身体のラインが急に変わってきて、このままではまずいなって思って、今、元キックボクサーの新田明臣さんの指導でキックボクシングも始めたんです。ヨガだと自分には物足りなくって」と明かした。

　驚く酒井に「最初はダイエットをしたくて始めたのですが、最近は行かないと体調が悪くなるんです。もう生活の中の一つになっている感じですね」とし、その上で「とにかくつらいことや嫌なことがあってもポジティブになれるんです。昔は引き篭もってしまうところがありましたが、今はトレーニングに行くとスカッとするんです」と語った。

　また、西村から「つらかった仕事」について聞かれると、熊切は「泳げないのに高さ8メートルもある滝の上から飛び込んだこと」だと回顧。あまりの恐怖により2時間ぐらいロケが“停止”したそうだが、ディレクターから「じゃ、もういいよ」と言われた瞬間、「ヤバい！もう仕事がなくなると思い、無か夢中で飛び込んだ」という。

　今後について問われると「今後もバラエティーはもちろんですが、ドラマや映画にも出演していきたいし、チャンスがあったら声優にもチャレンジしたいと思っています」を意欲を見せた。最近は趣味で始めた中国語の勉強にも励む。「これまでの私のイメージを変えていければいいなとも思っています。やはり海外でも活躍できる女優になりたいですね」とさらなる飛躍に目を輝かせた。

　FM NACK5『青春もぎたて朝一番！』は8日、ニッポン放送『青春の勲章はくじけない心』は9日に放送予定。