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聖地・阪神甲子園球場は「なぜ特別か」 100年の歴史と現場の姿や奮闘に迫る
 MBS・TBS系ドキュメンタリー番組『情熱大陸』(毎週日曜 後11:00〜11:30)の25日放送では、日本一有名な野球場である阪神甲子園球場に焦点を当てる。1924年に開場し、今年で100周年を迎えたこの球場が、いかにして「聖地」としての地位を保ち続けているのか、その裏側にある人々の努力を8か月にわたり密着取材した。

『情熱大陸』25日放送 なぜ聖地は聖地であり続けるのか「100年」を支える献身と愛情(C)MBS

『情熱大陸』25日放送 なぜ聖地は聖地であり続けるのか「100年」を支える献身と愛情(C)MBS

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 番組の中で、元プロ野球選手の松井秀喜は「あの土と芝生の独特のにおい。あれは、甲子園だと思う」と語り、鳥谷敬は「引退してからも自由に体を動かせるのは、あの土で長くやったおかげ」と感謝の意を示している。こうした選手たちの言葉が示すように、甲子園球場はただの野球場ではなく、選手にとっても特別な場所である。

 この聖地を支えるのは、阪神園芸の職員たちや場内放送を担当するアナウンサーたち、そして球場の安全を守る警備隊長の中本景久ら、数多くの裏方たちだ。番組では、1月から始まるグラウンドの整備作業や、センバツ高校野球やプロ野球のオープン戦に向けた準備の様子が紹介される。長年グラウンドを守り続ける阪神園芸の金沢健児は「春までの3か月が、その年のグラウンドの命運を握っている」と語り、二律背反の条件に挑み続ける姿勢が垣間見える。

 また、場内放送を担当する窪田真子は後輩への技術指導を行い、場内放送が始まって70年以上続く伝統を引き継いでいる。彼女たちの「声」は、確実に甲子園を彩る要素となっている。そして、25年間球場の安全を守り続けてきた中本は「何も起こらず、楽しく帰ってもらうこと」を願い、現場に立ち続けている。

 このような献身的な努力と愛情が、阪神甲子園球場を特別な場所にしている。今月1日には100周年を記念する伝統の一戦が行われ、一世紀にわたる歴史がさらに刻まれた。『情熱大陸』では、聖地を支える人々の姿とその思いを、余すところなく伝える。

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