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『スカイキャッスル』松下奈緒ら豪華キャストが殺伐としたドラマの裏側語る「終始和やか」

 華麗なる勝ち組セレブ妻たちが暮らす高級住宅街スカイキャッスルを舞台にした韓国の人気ドラマを、ジャパン・オリジナル版として制作したドラマ『スカイキャッスル』。美しきセレブ妻たちのドロ沼マウントバトルを描いた本作は、主演の松下奈緒を筆頭に、木村文乃比嘉愛未高橋メアリージュン小雪という豪華キャストが集結。座談会はドロドロなドラマとは正反対の終始和やかな雰囲気で行われた。

『スカイキャッスル』

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■韓国の人気ドラマのリメイクにプレッシャーも

 セレブが集まる高級住宅街“スカイキャッスル”に住む家族の受験戦争を描いた本作。誰もがうらやむ経歴と容姿に恵まれた完璧セレブの主人公・浅見紗英を松下が、優秀な夫&息子をもつ新たな住民・南沢泉を木村、才色兼備かつ慎ましい性格の二階堂杏子を比嘉、情熱的でチャーミングな夏目美咲を高橋、担当した生徒を100%志望校に合格させるミステリアスな受験コーディネーター・九条彩香を小雪が演じている。

――本作の出演オファーをいただいた時の心境をお聞かせいただけますか。

松下奈緒(以下、松下):韓国版を寝ないで観るほどハマった人間です(笑)。日本版も翌週の放送が楽しみになるような、または繰り返し観たいと思っていただくにはどうしたらいいのか、そういったことを本作のお話が決まった瞬間にすごく考えました。ドラマを楽しく鑑賞していた気持ちを大事にしながら、今みんなで頑張って撮影しているところです。

木村文乃(以下、木村):私はこれまでギリギリの生活をする役が多かったので、“やっとセレブの役が来た!”と思いました(笑)。ところが泉はこの中では一番セレブではないという…。でも、ちょっとホッとしました。

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比嘉愛未(以下、比嘉):韓国版が良い作品だからこそ、私も大きなプレッシャーを感じました。でも、これだけの豪華な俳優さんが集結することはなかなかないので、クランクインがすごく楽しみでもありました。

高橋メアリージュン(以下、高橋):私はキャスティングを知った時に、“こんなに豪華な俳優さんたちと共演できるのか!”とうれしく思いました。比嘉さんとは1つ前の作品で一緒だったので、“再会できる”と思ってテンションが上がりましたね。

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小雪:『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』を全話拝見していたので、“あんなに完成度の高いドラマの主要人物を演じるなんて…”と、オファーをいただいた時はプレッシャーを感じました。

――皆さんセレブを演じるということで、衣装やヘアメイクも楽しみです。

松下:予定表に「セットに置いてある美術品には高価なものもあるので、取り扱いには気をつけてください」と書かれていたりするので、高級住宅の中での撮影ではあちこち探検したい気持ちを抑えて大人しくしています。本物のセレブにはなれないですね(笑)。

■ドラマの内容とはうってかわって和やかな現場

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――韓国版とは話数が大幅に違うこともあり、日本版は怒涛の展開が予想されます。

高橋:韓国版のおもしろい部分をギュっと凝縮しているので、とても観やすいと思います。

松下:取捨選択が絶妙なんですよ。

――みなさんが演じる役はそれぞれが思惑を抱えていて、時にはセレブ同士のバトルが勃発します。激しく言い合うシーンもあると思いますが、お芝居でご苦労されたことがあれば教えてください。

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小雪:九条は感情を表に出さない人なので、現場でみなさんのお芝居から何かを感じ取ってもリアクションしてはいけないのが辛いです。感情を抑えながらも物語を引っ張っていかなければならない役なので、すごく集中力が必要だし気も抜けなくて。でも、ある意味それが自分にとっての挑戦になっているのかなとも思います。お芝居では気が抜けないぶん、休憩中はみんなとくだらない話をしてリラックスするようにしています(笑)。

――どんな話題が多いですか?

小雪:雑談が多くて、誰も止めなければずっとおしゃべりしています(笑)。

比嘉:会話の内容は幅広くて無限大ですよね。

松下:何を話しているのか覚えてないぐらい幅広いかも(笑)。本当に終始和やかな現場ですよ。だけどカメラが回った瞬間にみんな目の色が変わって…。特に文乃ちゃんは最初の頃と今では私を見る目が違うというか、“何かを企んでます”っていう表情に一瞬で変わるんです…怖い(笑)。

――泉は紗英の秘密を握っていますしね。

松下:そうなんです!握られてます(笑)。

木村:握ってます(笑)。

■生きる上で大事にしていること

――セレブ妻たちにとって、子どもの受験や夫の出世などあらゆる戦いに勝つことが大事で、さらなる幸せを手に入れようと奮闘します。みなさんにとって、“生きる上で大事なこと”は何でしょうか。

小雪:体のケアと健康が大事です。体が元気ならお仕事もできるし、誰かのために生きることもできますから。

松下:小雪さんはお料理する際に食材にもこだわってらっしゃいますよね。

小雪:食材にはすごく気をつけています。どうしても疲れちゃった時は買ったものを食べることもありますが、昨年までは手作りのものだけを口に入れていました。“自分の作ったエネルギー”が入ったものを食べたいんです。たとえおにぎりでも。

比嘉:私は“自分に嘘をつかないように生きること”を大事にしています。実行するのはすごく難しいですけど、自分の中で芯が通っていれば何事も後悔しないような気がするんです。なので仕事もプライベートも、まずは自分の心に“嘘はないか”と聞くようにしています。

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松下:私は挨拶を大事にしています。「おはようございます」「ありがとうございます」「ごめんなさい」ってシンプルな言葉ですけど、自分のテンションや感情によっては意外と言えてなかったりするんですよね。でも言葉にすればちゃんと自分の意図が伝わるし、相手のことも分かるので、まずは挨拶することを大事にしています。

小雪:確かに奈緒ちゃんいつも爽やかな挨拶してくれるよね。

松下:意識してないんですよ。でも挨拶することで自分もスイッチが入りますね。

高橋:私は“自分に好かれる自分で生きること”を大事にしています。人に嫌われても自分には嫌われたくなくて。そのためには自分に嘘をつかないことも大事だし、自分の心の声を聞いて、それを行動に移すことも大事。そうすれば自分を信じられますし、幸せだなと思う瞬間がすごく増えるんです。

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木村:私は生きる上で欠かせないのがダイビングをすることです。普段は電波にまみれた生活なので、それを海で流したくて。

松下:そういうの、羨ましいな。

木村:自分だけの世界になれますよ。

――では最後に、視聴者の方々にメッセージをお願いします。

松下:この5人だけじゃなく、それぞれの夫や子どもたちみんながいろんな欲望を抱えていて、時にはそれが見え隠れするので、そこがおもしろいポイントなのかなと思います。セレブに憧れながら観るのもよし、“この人おもしろいな”と笑いながら観るのもよし、いろんな楽しみ方ができるドラマになっていますので、ぜひ毎週チェックしていただけたらうれしいです。


文/奥村百恵

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  1. 1. 『スカイキャッスル』松下奈緒ら豪華キャストが殺伐としたドラマの裏側語る「終始和やか」
  2. 2. 『スカイキャッスル』日本版ローカライズは成功? 韓国版にはない要素と松下奈緒ら“ハマり役”キャスティングで好調

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