俳優の福原遥が主演を務める、日本テレビ系7月期土ドラ10『マル秘の密子さん』（13日スタート、毎週土曜　後10：00）より、対照的な2つの家族写真が6日、公開された。

　謎に包まれた“トータルコーディネーター”の本宮密子（福原）は、どんな手を使っても依頼者を必ず成功させる。密子とタッグを組んだ、不運続きのシングルマザー・今井夏（松雪泰子）は、華麗なる“女社長”への大変身劇を目指す。

　密子と夏の前に立ちはだかるのは、先祖代々続く華麗なる一族である九条家。夏の息子と娘も巻き込んで、貧乏一家・今井家は密子のコーディネートによって、どうのし上がっていくのか。魅惑のサクセスストーリーか、怒濤のサスペンスドラマか、すべてがベールに包まれた作品となっている。

　今回公開されたのは、物語の舞台となる九条開発に君臨する九条家と密子の力を借りて九条家に立ち向かう今井家の対照的な家族の肖像。紫色のブーゲンビリアのが咲き誇り、明るい陽光が降り注ぐ初夏の公園で、優しくほほ笑む夏とその隣には無邪気に笑う長女・彩（吉柳咲良）と少しはにかんだような表情の長男・智（清水尋也）が並ぶ。3人は自然に寄り添い夏の両手は子どもを守るように優しく2人を抱いている。

　一方、紫色の衣装に身を包み威厳をたたえて椅子に座るのは、九条五十鈴（小柳ルミ子）。その後ろには、玲香（志田彩良）、謙一（神保悟志）、遥人（上杉柊平）、美樹（渡辺真起子）の4人が厳しい表情で立ち並ぶ。それぞれが自分の領域を主張するかのように互いに少し離れて立ち、胸をそらせている。

　貧しいながら愛にあふれた家族と圧倒的な財力と権力を持ちながら本当の愛情を知らない家族の対立と和解の物語となる。今井家と九条家それぞれの葛藤、密子自身の謎に包まれた過去と本当の目的、すべてが複雑に絡まり合う。今回公開された2枚の写真は、2つの家族の本当の姿を映しているのかも注目ポイントとなる。