1973年、軍事独裁政権下のブラジルで誕生した、異端にして伝説のクィア・ギャング映画『デビルクイーン』がが50年の時を経て日本“初”公開。8月10日より、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。 ギャング、同性愛者、ドラァグクイーン、娼婦など、軍事独裁政権下のブラジルで最も疎外された人々を、強烈なサウンドと極彩色の美術、暴力とクィアネスを融合して描いた本作は、1974年にカンヌ国際映画祭出品されると瞬く間に観客を魅了、ブラジルを代表する新聞 O GLOBOによると「ラテンアメリカのファスビンダー」と評され、カルト的人気を博した。
2024/06/18