フェンシングの江村美咲選手が6日、都内で行われた『令和5年度JOCスポーツ賞表彰式』に出席。「特別栄誉賞」を受賞した。

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　江村選手は、パリオリンピックを50日後に控え「いまいちピンとこない瞬間もあれば、急に現実味がわいてきて緊張が止まらない瞬間があって、自分でも気持ちが追いついていない気がします」と心境を吐露。

MCから「金髪の狙いはやっぱり？」と金メダルへの意気込みを問われるも「あ、ちがいます」と照れ笑いを浮かべ、「前回よりメダルが現実的な立場にはなったのですが、世界選手権優勝からきょうまで、世界選手権以外は優勝できていないんです。それだけ何が起こるかわからない競技で未熟な部分もあるので、チャレンジャーの気持ちで挑みたいと思います」と力を込めた。

　江村選手を見守っていた坂本花織選手は「世界選手権で優勝してからオリンピックには出ていないので、チャレンジャーとして挑むというのは同じ」とし、「けがなく健康第一で挑んでほしいなと思っております。それを見て私も2年後頑張りたいと思います」とエールを送った。

　同賞は、オリンピック・ムーブメント推進とスポーツの各分野で優れた成績を挙げた人・チームの栄誉を讃えることを目的とするJOCの表彰制度。今回で32回目となる。

【令和5年度JOCスポーツ賞受賞者】
■最優秀賞
陸上競技／北口榛花

■優秀賞
水泳・水球／第19回アジア競技大会男子日本代表チーム
柔道／阿部一二三、阿部詩
ソフトボール／第19回アジア競技大会女子日本代表チーム

■新人賞
スケートボード／開心那
フィギュアスケート／島田麻央
バレーボール／FIVAワールドカップバレー2023男子日本代表チーム

■特別栄誉賞
フィギュアスケート／坂本花織
フェンシング／江村美咲

■特別貢献賞
バスケットボール／FIBAバスケットボールワールドカップ2023男子日本代表チーム

■女性スポーツ賞
国立スポーツ科学センター／能瀬さやか