NHKは17日、同日にインターネットを通じた番組の提供をNHKの必須業務とすることなどを柱とした改正放送法が国会で成立したことを受け、コメントを発表した。

　NHKは「この必須業務化は、任意業務だったNHKのインターネットによるサービスが、放送と同じ情報内容や同じ価値を提供し、受信料をいただくという、これまでより高い位置づけになることだと受け止めている」として、「インターネット上においても、安心安全を支え、健全な民主主義の発達に資するという、公共的な役割を果たしていきたい」と発表した。今後はサービス内容や受信契約、配信方法などの課題を踏まえ、必須業務のスタートに向けて検討を進めていくという。

　ネット視聴は、受信料を支払っている世帯に新たな負担は生じない一方で、テレビを持たず、ネット配信を利用する場合には新たな受信契約が必要となる。