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5月11日はボブ・マーリーの命日、キングズリー・ベン=アディルによる歌唱シーンの一部が公開
 5月11日は、「ロックの殿堂」入りも果たした伝説のミュージシャン、ボブ・マーリー(1945年−1981年)の命日。彼の波乱万丈な生涯を描いた映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』(17日より公開)より、ボブ・マーリーを演じたキングズリー・ベン=アディルのパフォーマンスが胸を打つ、再現度の高さを垣間見る歌唱シーンの一部が公開された。

映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』(5月17日公開)(C) 2023 PARAMOUNT PICTURES

映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』(5月17日公開)(C) 2023 PARAMOUNT PICTURES

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 36年という生涯の中で輝き続け、亡くなった後もミュージシャンのみならずさまざまなカルチャー、思想に大きな影響を与えているボブ・マーリー。本作では俳優たちのこん身の熱演に加え、ボブの妻・リタ、ボブとリタの実子であるセデラ・マーリージギー・マーリーなど、ボブ本人を誰よりも愛し、近くで見守ってきた家族が監修に参画し、世界中の観客にも支持された。

 監督は「第94回アカデミー賞」で作品賞をはじめとする6部門でノミネートされ、主演のウィル・スミスが主演男優賞を受賞した『ドリームプラン』(21年)を手がけたレイナルド・マーカス・グリーン。脚本にはレイナルドに加え、テレンス・ウィンター(『ウルフ・オブ・ウォールストリート』)、ザック・ベイリン(『グランツーリスモ』)らが参加。

 主人公ボブ・マーリーを演じたキングズリー・ベン=アディルは、『あの夜、マイアミで』(20年)にてマルコムXを演じ、その実力は折り紙付き。ボブ・マーリーの妻、リタ・マーリー役は、『キャプテン・マーベル』(19年)や『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(21年)など、ハリウッド大作映画への出演が続くラシャーナ・リンチが演じている。

 この度解禁されたのは、米タイム誌により「20世紀最高の音楽アルバム (the best music album of the 20th century)」に選ばれた伝説のアルバムの表題曲である「エクソダス」の歌唱シーン。リラックスした雰囲気の中、ボブ・マーリー(キングズリー・ベン=アディル)がザ・ウェイラーズのメンバーとともにレゲエミュージックを奏でる一幕で、ボブの傍らには妻のリタ・マーリーも心地よさそうにそのサウンドに心を預けて身体を揺らしている様子が映し出される。

 これだけでもディテールへのこだわりがうかがえるが、このセッションシーンは70年代のマイクを使用しバンドの即興演奏を録音している。偉大過ぎるほどの伝説的ミュージシャンであるボブ・マーリーになりきるため、やはり長い時間と多大な努力を要したというキングズリーは、ボブらしい見た目を手に入れるための減量に加え、ギターの弾き方やボブのパフォーマンスを形作る独特な動きや音を学んだ日々をこう振り返る。

 「これほどの長期間にわたって、一つのことに没頭するのは初めての経験だった。ボブ漬けの毎日だった。インタビュー記録を見て、発言を理解するのにも時間がかかった。彼は詩人のように話す。その流れを本質的に汲み取るよう心がけていたら、1年以上かかってしまった。でもそのプロセスにより、ボブの本当の声が聞こえるようになるのだと信じてほしい」

 ボブ・マーリーの息子でプロデューサーのジギー・マーリーは、『エクソダス』こそ父親の個性を表し、あらゆるジャンルの音楽に門戸を開いていた証拠だと考えており、「音楽的な話をすると、父は決して境界を立てて隔てることがなかった。音楽を作るには心を開いている必要があり、父はそのような人だったと思う」と語る。今回解禁された映像も、まさにこのコメントを象徴するシーンに仕上がっていることが垣間見られ、レゲエやHIOHOPカルチャーから生まれた「バイブス」の源も感じさせてくれる。

 体の使い方や指先の動きに至るまで精緻に再現され、目の前でボブ・マーリーを見ているかのようなパフォーマンスと、「すべてうまくいく」というポジティブで力強いメッセージをぜひ劇場で見届けてほしい。

 ボブの命日である本日午後9時から、ユニバーサル ミュージック洋楽のYouTubeチャンネルにてボブ・マーリーのライブ映像やミュージック・ビデオがプレミア公開される。配信ではチャット欄も解放されるので、映画への期待やボブ・マーリーについてなど、ほかのファンと一緒に盛り上がることができる。アーカイブはされないので、お見逃しなく。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

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  • 映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』(5月17日公開)(C) 2023 PARAMOUNT PICTURES
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