三谷幸喜監督・脚本、長澤まさみ主演の映画『スオミの話をしよう』（9月13日公開）で、長澤演じるスオミを愛した5人の男たちのキャストとして、西島秀俊・松坂桃李・遠藤憲一・小林隆・坂東彌十郎らの出演が発表された。西島と松坂は三谷作品初出演。5人の三谷作品への出演歴と長澤との共演歴をまとめた。

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　三谷監督にとって映画『記憶にございません！』（2019年）以来5年ぶり、映画監督作品としては9作目となる本作は、三谷幸喜の真骨頂とも言える、ミステリー・コメディ。

　突然行方をくらませた大富豪の妻・スオミ。彼女の失踪を知り、夫が住む豪邸に集結したのは、彼女を愛した5人の男たち。しかし、彼らが語るスオミは、見た目も、性格も、まるで別人のようだった。一体、スオミの正体とは？

　主人公＜スオミ＞を演じる長澤は、三谷作品には、ドラマ『わが家の歴史』（脚本／10年）に出演以降、三谷作・演出の舞台『紫式部ダイアリー』（14年）で主演を務め、大河ドラマ『真田丸』（脚本／16年）に出演。『鎌倉殿の13人』（脚本／22年）では語りを務め、三谷映画への出演は本作が初となる。

　1人目の男、M気質の使用人・魚山大吉（ととやま・だいきち）役を演じる遠藤は、これまでに映画『ギャラクシー街道』（15年）、ドラマ『真田丸』、『黒井戸殺し』（脚本／18年）と三谷幸喜作品に出演。長澤との共演歴は、ドラマ 『逃亡者 RUNAWAY』（04年※共演シーンなし）、『真田丸』があり、映画では初となる。

　2人目の男、見栄っ張りのYouTuber・十勝左衛門（とかち・ざえもん）役を演じる松坂は、三谷作品初出演。長澤との共演歴は、映画『シン・仮面ライダー』（23年※声の出演のため共演シーンはなし）、ドラマ 『GOLD』（10年）がある。ドラマ 『真田丸』、『鎌倉殿の13人』にも出演しているが、長澤との共演シーンはなかった。

　3人目の男、お人好しな刑事・宇賀神守（うがじん・まもる）役を演じる小林は、三谷作品に多数出演。映画は、『ステキな金縛り』（2011年）、『記憶にございません！』（2019年）。

　舞台は、『天国から北へ３キロ』（1989年）、『彦馬がゆく』（1990年）、『12人の優しい日本人』（1990年）、『ラヂオの時間』（1993年）、『巌流島』（1996年）、『オケピ！』（2000年）。

　ドラマは、『振り返れば奴がいる』（脚本／1993年）、『古畑任三郎』（脚本／1994年〜2009年）、『竜馬におまかせ！』（脚本／1996年）、『総理と呼ばないで』（脚本／1997年）、『新選組！』（脚本／2004年）、『オリエント急行殺人事件』（脚本／2015年）、『真田丸』、『鎌倉殿の13人』。

　一方、長澤とは映画でも、ドラマ『真田丸』、『鎌倉殿の13人』でも共演シーンはなかった。

　4人目の男、神経質すぎる警察官・草野圭吾（くさの・けいご）役を演じる西島は三谷作品初出演。長澤とは映画『シン・ウルトラマン』（22年）で共演。

　5人目の男（夫）、自分勝手な詩人・寒川しずお（さむかわ・しずお）役を演じる彌十郎は、三谷作品の舞台「三谷かぶき『月光露針路日本（つきあかりめざすふるさと）〜風雲児たち』」（脚本・演出／19年）、ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演。長澤との共演はない。

　本作では、スオミの失踪を知り、彼女の現在の夫である寒川（彌十郎）の屋敷に、さまざまな巡り合わせで集う元夫の草野（西島）・十勝（松坂）・魚山（遠藤）・宇賀神（小林）。普通のようで普通じゃない一癖も二癖もある男たちが、スオミの行方に右往左往する悲喜こもごものやり取りを、日本エンタメ界きっての俳優たちが魅力たっぷりに演じる。

　“スオミ”のさまざまな表情が垣間見えるティザービジュアルは、前作『記憶にございません！』も手がけたイラストレーター、KEI-COによるもの。ドレスにチャイナ服、セーラー服とさまざまな衣装をまとい、喜怒哀楽の表情を浮かべるスオミの姿が描かれている。困惑した表情の男たちとの対比が、本作への期待値をさらに高めるティザービジュアルとなっている。

　解禁された特報では、長澤演じる大富豪の妻・スオミの失踪を知り、豪邸に次々と現れる元夫たちの姿が。ミステリーの始まりを感じさせながらも、同時に可笑しさもあわせ持ち、早くも三谷ワールドに引き込まれる特報映像となっている。

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