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『ちびまる子ちゃん』最後に粋な演出 貴重な初期映像&TARAKOさんの声で次回予告も「お楽しみにね!」

 テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』(毎週日曜 後6:00)で、主人公・まる子の声優を務めてきたTARAKOさんが3月4日未明、亡くなった。これを受け、TARAKOさんラスト出演となる1時間SPが24日に放送された。

『ちびまる子ちゃん』(C)さくらプロダクション/日本アニメーション

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 オープニングテーマは代表曲「おどるポンポコリン」ではなく、1995〜96年にかけて流れた「うれしい予感」(歌:渡辺満里奈)という粋な演出で、『ぜんぜん知らない親せきの人』の巻、『さくら家に謎の影!?奴の名はG』の巻、『たまちゃんのゆううつ』の巻、そしてTARAKOさんが出演した最後の新作『まる子、水の味がわかる?』の巻の4本が放送された。

 「まる子、水の味がわかる?」が、TARAKOさんが出演している最後の新作エピソードで、水道管工事で水が止まってしまうということで、「あの井戸水はおいしかった」というおじいちゃんの話で、水の味に興味を持つまる子の姿が描かれた。おじいちゃんと一緒に井戸探しをするが一向に見つからず。そんな時、佐々木のじいさんからおいしい湧き水の話を聞いたまる子たちのストーリーが描かれた。

 物語は水を飲み比べするシーンがあり、まる子の本編最後のセリフは水を飲んで「ぷは〜っ」だった。

 そして4本目の後には、「TARAKOさん ありがとうございました」というテロップとともに、放送開始当初のエピソード冒頭が放送される粋なサプライズも。また、まる子がもしケンカしてもどうせわたしが悪いんだろうからさ、その時は謝りにいくから待っててね。いつまでも苦労かけるねぇ」と親友のたまちゃんに声をかけると、たまちゃんは「ずっと仲良しでいようね」というセリフが流れ、ネットでは「ラスト、グッときた」「これは泣く」「今までありがとうございました」といったコメントが寄せられた。

 そして、次回予告もTARAKOさんの声で「お楽しみにね!」で番組を締めくくった。

 TARAKOさんは1981年、アニメ『うる星やつら』で声優デビュー。83年には、シンガーソングライターとしてデビューした。90年より『ちびまる子ちゃん』で主人公のまる子役を務め、代表作は『まじかる☆タルるートくん』(タルるートくん)、『甲虫王者ムシキング 森の民の伝説』(チビキング)など。96年、演劇集団WAKUを主宰し、舞台の脚本・演出を手がけた。

 アニメ以外の声の仕事も精力的で、『女神のマルシェ』(日本テレビ)、『しあわせ家族計画』(TBS)、『銭形金太郎(テレビ朝日)など各局のテレビ番組のナレーションも多く務めてきたほか、明治乳業、バンダイ、森永製菓、ケーズデンキなど各企業のCMナレーションも担当した。

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  1. 1. 『ちびまる子ちゃん』TARAKOさん最後の声に惜しむ声 34年担当で聞き納め「最後だと思いたくない」「まだまだ元気な声。信じられない」
  2. 2. 『ちびまる子ちゃん』最後に粋な演出 貴重な初期映像&TARAKOさんの声で次回予告も「お楽しみにね!」

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