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世界が絶賛『ゴジラ-1.0』のVFXをひも解くメイキング公開 山崎貴監督がナレーションを担当
 米国で開催される世界最高峰の映画賞「第96回アカデミー賞」(授賞式は現地時間3月10日)において、日本映画で初めて「視覚効果賞(Academy Award for Visual Effects)」にノミネートされた『ゴジラ-1.0』(山崎貴監督)。世界が絶賛するVFXの制作の裏側を明らかにした“メイキング映像”が公開された。

『ゴジラ-1.0』(公開中)場面写真 (C)2023 TOHO CO., LTD.

『ゴジラ-1.0』(公開中)場面写真 (C)2023 TOHO CO., LTD.

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 VFXを担当した制作プロダクション・白組が自ら作り、ナレーションは山崎監督が自ら担当。限られた予算の中で、いかにしてハリウッド大作にも負けないVFXを生み出したのか。最新のデジタル技術と古典的な手法を組み合わせ、さまざまな工夫と努力を積み重ねた、制作秘話が映像内にしっかりと収められている。

 アカデミー賞の視覚効果賞は、その年に公開された映画の中で最も優れた視覚効果(VFX)を用いた作品に与えられる栄誉で、アカデミー賞で最も注目される部門の一つ。過去には『スターウォーズ』、『タイタニック』、『アバター』などの映画史を代表する傑作が受賞してきた。

 1月23日にノミネート作品が発表され、その中の「視覚効果賞」のノミネート5作品の1つとして、『ゴジラ-1.0』が見事、選出。長い歴史を持つ「アカデミー賞」の中で、監督として「視覚効果賞」を受賞したのは『2001年宇宙の旅』のスタンリー・キューブリックのみ。山崎監督が受賞すれば55年ぶり、史上2人目の受賞監督となる。授賞式には山崎監督と白組スタッフが授賞式に参加する予定。「視覚効果賞」を日本映画・アジア映画が受賞した実績はなく、映画の歴史を変えられるか、期待は高まっている。

 『ゴジラ-1.0』は、2023年11月3日に封切られ、公開から2ヶ月後の今年1月12日からはモノクロ映像版『ゴジラ-1.0/C』(ゴジラマイナスワン/マイナスカラー)も公開された。2月12日までの102日間で観客動員381万人、興行収入58.5億円を突破。公開から100日が過ぎた現在でも全国の劇場を賑わしている。

 また、北米では現地時間12月1日に公開となり、2月1日に上映が終了。63日間で最終興行収入は5600万ドルを超え、北米で公開された邦画実写映画の興行収入記録を大きく塗り替え、歴代1位となった。また、北米公開の外国語の実写映画の歴代興収の中でも3位という記録を残した。そのほか、世界各地で“ゴジラ旋風”を巻き起こし、日本興収も含めた全世界累計の興行収入は155億円超(※現時点のレートで換算)となっている。

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