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クイーン+アダム・ランバート札幌ライブ、GLAYがゲスト出演&ヒット曲連発 初対面のブライアン絶賛

 英ロックバンド「クイーンアダム・ランバート」が10日、『クイーン+アダム・ランバート〈ラプソディ・ツアー〉 札幌公演』を行い、スペシャルゲストにGLAYが登場した。

『クイーン+アダム・ランバート〈ラプソディ・ツアー〉 札幌公演』で熱唱するGLAY・TERU Photo by n-foto  naoki harada

『クイーン+アダム・ランバート〈ラプソディ・ツアー〉 札幌公演』で熱唱するGLAY・TERU Photo by n-foto naoki harada

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 クイーンが札幌でコンサートを行うのは、今は亡きフレディ・マーキュリーさん在籍時の1982年の『Hot Space Tour』で来日して、当時の北海道立産業共進会場でライヴを行って以来。7日に京セラドーム大阪で公演後、翌日に空路で札幌入り。その日の夕食後には、ロジャー・テイラーとアダム・ランバートが、札幌の大通会場で開催中の「さっぽろ雪まつり」で特別展示されているクイーンの雪像をお忍びで訪問。夜にはクイーンの名曲の数々に合わせてライトアップされる雪像の前で、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」のリズムに合わせて、アダムが足踏みするなど、ロック界のスーパースター2人も大喜び。

 雪がちらつく札幌を42年ぶりに訪れたロジャーは「ただいま日本の北にある札幌います。ここに来れてとてもうれしいです」と語り、アダムは「これを作った人は美しいアーティストです。 とてもとても感動しました。 脱帽です」と、雪像の完成度の高さに感心していた。

 そして、42年ぶりの札幌公演。札幌ドームに2万5000人が詰めかけた。午後5時30分、地元北海道出身の日本を代表するロック・バンドで、デビュー30周年を迎えたGLAYがスペシャル・ゲストとしてステージに現れると、ファンはいきなり総立ちで大興奮となった。GLAYは45分間のステージで大ヒット曲の数々を惜しげもなく披露した。

GLAY Photo by n-foto  naoki harada.JPG

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 「グロリアス」「SOUL LOVE」、1999年に20万人を動員したライブ『GLAY EXPO ‘99』のテーマ曲とも言える「サバイバル」と連発。TERUは「ブライアン・メイさん、ロジャー・テイラーさん、本当にありがとうございます。おふたりに届けます」と、バラード「HOWEVER」を捧げた。さらに「Winter,again」「Missing You」、締め括りは「彼女の“Modern…”」「誘惑」と続け、世界的レジェンドに感謝を示した。

 そして、クイーン+アダム・ランバートが現れたのは午後7時15分。伝説的なライヴ・エイドのステージでもおなじみの「RADIO GA GA」「ハマー・トゥ・フォール」を演奏後、ヴォーカルのアダムが「ハロー・サッポロ!」とファンに呼びかけ、映画「ボヘミアン・ラプソディ」でも印象的に使われていた1978年のヒット曲「ファット・ボトムド・ガールズ」を演奏。その後も全米NO.1に輝いた「地獄へ道づれ」、ロジャーが激しくドラムを叩きながら歌う「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー」、昨年秋の北米ツアーでは演奏されず、クイーンとアダムが日本のファンのために演奏する「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」、「アンダー・プレッシャー」など、大ヒット曲・名曲の連発。

 ブライアンが「次はみなさんのために若いころに書いた曲です」と紹介して、歌詞の一部が日本語で歌われる名曲「手をとりあって」では、明らかに日本の神社仏閣をイメージした映像もスクリーンに投影され、日本のファンの大合唱が沸き起こった。

クイーン+アダム・ランバート Photo by Takashi Kunimasa 

クイーン+アダム・ランバート Photo by Takashi Kunimasa 

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 その後も「リヴ・フォーエヴァー」、昨年の大みそかの紅白歌合戦に出場して披露した「ドント・ストップ・ミー・ナウ」、「ショウ・マスト・ゴー・オン」といったおなじみの名曲の数々を繰り出し、最後は映画のタイトルにもなった「ボヘミアン・ラプソディ」で、一度、メンバーはステージを去り、続いてありし日のフレディのトレードマークとなったファンとのコール・アンド・レスポンスの映像による「AYO'S」のあと、名曲「ウィ・ウィル・ロック・ユー」が演奏され、さらに今回の日本公演のオープニング・ナンバーとなった1984年のアルバム『ザ・ワークス』からの「マシーン・ワールド」「RADIO GA GA」のメドレー形式のフィナーレ・ヴァージョンを挟んで、最後はクイーンの代名詞的な1977年のヒット曲「伝説のチャンピオン」でコンサートは終了。エンディングでおなじみの「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」が流れ、この日も2時間を超える白熱のライヴが展開された。

 現時点で今回の日本公演後のツアーの予定は発表されておらず、「これがクイーン最後のツアーになるかもしれない」とウワサされる今回の日本公演で唯一、日本を代表するロック・バンド、GLAYとの競演が繰り広げられたこの日の札幌公演は、まさに伝説の一夜ともいえる、歴史的なライヴとなった。

クイーン+アダム・ランバート、GLAY記念写真 Photo by Hiroyasu Hatakeyama

クイーン+アダム・ランバート、GLAY記念写真 Photo by Hiroyasu Hatakeyama

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 この日、バック・ステージでは、クイーンのブライアンとロジャー、そしてアダム・ランバートがGLAYと初対面。写真撮影のときに、ブライアンが「とてもクリアなサウンドで、素晴らしいステージだった」とGLAYのメンバーに話しかけ、GLAYのTAKUROが「僕らのステージ見てくれたんですか?」というと、ブライアンが「もちろん!」と答える一幕もあった。

 クイーン+アダム・ランバートの今回の来日公演は、残すところあと2回、13日と14日の東京ドーム公演となる。

【2月10日(土)クイーン+アダム・ランバート 札幌ドーム セットリスト】
(曲タイトル 「邦題」)
1. Machines (Or 'Back to Humans') / Radio Ga Ga 「マシーン・ワールド/RADIO GAGA」
2. Hammer to Fall 「ハマー・トゥ・フォール」
3. Fat Bottomed Girls 「ファット・ボトムド・ガールズ」
4. Another One Bites the Dust 「地獄へ道づれ」
5. I'm in Love With My Car 「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー」
6. Bicycle Race 「バイシクル・レース」
7. I was Born to Love You 「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」
8. I Want It All 「アイ・ウォント・イット・オール」
9. Love of My Life 「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」
10. TEO TORIATTE 「手をとりあって」
11. Drum Solo ドラム・ソロ
12. Under Pressure 「アンダー・プレッシャー」
13. Tie Your Mother Down 「タイ・ユア・マザー・ダウン」
14. Crazy Little Thing Called Love 「愛という名の欲望」
15. You Take My Breath Away〜Who Wants to Live Forever 「テイク・マイ・ブレス・アウェイ〜リヴ・フォーエヴァー」
16. Guitar Solo ギター・ソロ
17. Is This the World We Created…? 「悲しい世界」
18. A Kind of Magic 「カインド・オブ・マジック」
19. Don't Stop Me Now 「ドント・ストップ・ミー・ナウ」
20. Somebody to Love 「愛にすべてを」
21. The Show Must Go On 「ショウ・マスト・ゴー・オン」
22. Bohemian Rhapsody 「ボヘミアン・ラプソディ」
Encore:アンコール
23. We Will Rock You 「ウィ・ウィル・ロック・ユー」
24. Machines (Or 'Back to Humans') / Radio Ga Ga 「マシーン・ワールド/RADIO GAGA」
25. We Are the Champions 「伝説のチャンピオン」

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