小澤征爾さん死去 指揮者・佐渡裕が追悼「偉大なマエストロを失った」思い出も告白
 世界的指揮者の小澤征爾さんが6日、心不全のため東京都内の自宅で死去した。88歳。訃報を受け、小澤さんらが1972年に創立した新日本フィルハーモニー交響楽団が10日、Xを通じて新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督/指揮者・佐渡裕のコメントを公開した。

小澤征爾さん (C)ORICON NewS inc.

小澤征爾さん (C)ORICON NewS inc.

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 Xでは「小澤征爾先生の容態がよくないと聞いていましたので、いつかこの日が来るとは思っていましたが、やはり突然の訃報に大きな悲しみとショックを受けています」と心境。

 「子どものころから私にとって一番の憧れの存在で、小澤先生がいなければ指揮者を目指すことはなかったと思います。先生が指揮した演奏会は、今でもはっきりと音の記憶として刻まれています。その後幸運にも小澤先生の指導を受け、先生が優勝されたブザンソン国際指揮者コンクールにも優勝することが出来ました。この間、先を走る小澤征爾の背中を追いかけ続けては、いつもはるか遠くに感じ続けてきました。本当に偉大なマエストロを失ったのだと実感させられます」。

 「そして何より重要な功績は、後進の指導に全力で向かわれたことです。僕らの世代から今現役の学生まで、幅広い世代に、体力と時間が許す限り全身全霊で音楽の素晴らしさを伝えてこられました。心よりご冥福をお祈りします」と追悼した。

 小澤さんは1935年、中国のシャンヤン(旧奉天)生まれ。幼いころからピアノを学び、桐朋学園で齋藤秀雄に指揮を学ぶ。59年、仏ブザンソン指揮者コンクールで第1位を獲得。シャルル・ミュンシュの他、カラヤン、バーンスタインに師事。ニューヨーク・フィル副指揮者、サンフランシスコ響音楽監督などを経て、73年にボストン交響楽団の第13代音楽監督に就任した。

 米国オーケストラ史上でも異例の29年という長期にわたって務め、オーケストラの評価を国際的に高めた。2002年秋には、ウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任、2010年春まで務めた。日本においては、恩師の齋藤秀雄氏を偲んでサイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)を1984年に組織。92年より、国際的音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本(現セイジ・オザワ 松本フェスティバル)」へと発展させ、総監督に就任(〜継続中)。

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