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エマ・ストーンの才能さく裂、女性の自由についての物語『哀れなるものたち』特別映像解禁
 アカデミー賞最多10ノミネート、全世界で大ヒットを記録した『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーンが再集結して描く映画『哀れなるものたち』(1月26日公開)は、“女性の自由についての物語“を描いた物語だ。

映画『哀れなるものたち』(2024年1月26日公開)(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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 本作は、自ら命を絶った不幸な若き女性ベラ(エマ・ストーン)が、天才外科医ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)の手によって、“生まれたての女性”として奇跡的に蘇生することから始まる。蘇ったベラは“世界を自分の目で見たい”という強い好奇心に導かれ、放蕩者の弁護士ダンカン(マーク・ラファロ)の誘いに乗り、壮大な大陸横断の冒険の旅へ出ていく。やがて貪欲に世界を吸収していくベラは、平等と自由を知り、時代の偏見から解き放たれていく。

 “生まれたての女性”が世界を吸収しながら“自立した女性”へと成長していく様を描いた本作は、映画史上最も大胆で、空前絶後の感動作として絶賛を浴び、「第80回べネチア国際映画祭」で最高賞の金獅子賞を受賞。さらにアカデミー賞と並ぶ賞レースの最重要ポイント、「第81回ゴールデングローブ賞」では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)を含む6部門7ノミネートを果たした。アカデミー賞最有力候補とも目されている。

映画『哀れなるものたち』(2024年1月26日公開)メイキング写真(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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 主演のエマ・ストーンは、『ラ・ラ・ランド』(2016年)ではアカデミー賞をはじめとする各映画賞で主演女優賞に輝き、『女王陛下のお気に入り』(18年)、『クルエラ』(21年)でもさまざまな映画賞にノミネートされるなど、その比類なき活躍で世界中の注目を集め続ける。本作では主人公ベラを演じるだけでなく、プロデューサーとしても企画の立ち上がりから製作に参加しており、その貢献ぶりをランティモス監督やマーク・ラファロ、ウィレム・デフォーといった名優らが大絶賛する特別映像も公開されている(下段に掲載)。

 本作でストーンが演じたベラは、“生まれたての女性”という映画史上初となる前代未聞のキャラクター。ストーンは「今までで一番難しい役だった」と言い、「2017年にヨルゴスと構想を練り始めました。“真新しい脳”を持つとどうなるのか」とこの壮大な物語の始まりを振り返る。

 ランティモス監督は「ベラという役柄に驚かされました。これまでにない存在です。エマのおかげでより撮影に力が入りました」と、誰も出会ったことのないキャラクターをストーンとともに掘り下げていった。また、ベラというキャラクターについてストーンは「彼女は“あるべき姿”を教えこまれていません。それって素敵なことね」と楽し気に語って見せる。

映画『哀れなるものたち』(2024年1月26日公開)メイキング写真(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

映画『哀れなるものたち』(2024年1月26日公開)メイキング写真(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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 ベラを誘惑し、外の世界に連れ出そうとするものの、徐々に彼女の魅力にのめり込み翻ろうされていく色男の弁護士ダンカンを演じたマーク・ラファロは「女性が生涯求められるあらゆることに彼女は縛られない。面白い展開になります」と彼女の社会の偏見にとらわれない純真無垢さが物語を大きく動かしていくことを明かしている。

 本作の撮影の裏側について、自宅兼実験室であったゴッドウィンの邸宅でベラを観察していくうちにその魅力にひかれていくマックスを演じたラミー・ユセフは「エマはすごい。脳の成長はとても微妙なんです。撮影の順番が前後しても彼女は過程を演じ切った。声に加えて体でもね」と、ストーンの演技力に賞賛の言葉を贈っている。

 ダンカンやマックス、そして天才的な外科手術によってベラを蘇生させたバクスター博士といったベラと密接に関係するさまざまな男性が登場するが、“ベラをコントロールしたいという男性たちの欲望”も一つのテーマとなっており、ベラと男性たちとの関わりについてストーンは「男性たちはそれぞれ独自のやり方でベラをコントロールしようとしますが、彼女はそれを受け入れようともしません。彼女はあまりにも自立しているのです」と語り、ベラは自由のなかで人生に熱意を燃やす存在であることを伝えている。

 ストーンとともにプロデューサーとして本作に参加したエド・ギニーは「エマはストーリーテリングに関して素晴らしい素質を持っています。プロデューサーとして、どのように物語を発展させ、どのようにそれをこの世界に生み出すかという点において、彼女は極めて重要な存在です」と、ベラの冒険物語において、役者としてだけでなくプロデューサーとしてストーンの感性や才能が発揮されていることを明かしている。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

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  • 映画『哀れなるものたち』(2024年1月26日公開)(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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  • 映画『哀れなるものたち』(2024年1月26日公開)メイキング写真(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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