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　プロスポーツ界全般を通じ、国籍を問わず、あらゆる意味で最も貢献度の大きい業績を残したと認められる選手及び団体（チーム）に与えられる『2023年 第53回内閣総理大臣杯 日本プロスポーツ大賞』が21日に発表。2015年から2年連続賞金女王に輝き、今季で日本ツアーから引退した女子ゴルフのイ・ボミが功労者賞を受賞し、同日に都内で行われた授賞式に出席した。

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　授賞式を終え、今の心境を問われたイ・ボミは「どういったらいいか…。感激的でした。この賞は、1人の力ではもらうことができない賞。光栄です」と胸のうちを語った。今年を振り返ると「成績的には残念ですけど、沖縄からたくさんのところで、ファンの皆さんにあいさつできただけでも、すごくうれしい時間でした」としみじみと語った。

　今後は「今まではツアー選手の生活をしていた。これからは意味がある仕事をしたい。恩返しができるようにしたい」と誓った。また、来年プライベートでやりたいことを問われると「初めて自由な時間になる。これから考えてもいいですか？」と笑顔を見せた。また、ヘアスタイルをバッサリショートカットに。「どんどん短くなっていって。すごく楽。これが1番短いので、これから伸ばしたい」とはにかんだ。

　韓国人選手ながら日本で功労者賞に輝いた。「日本に来て13年間、韓国の選手ですけど差別や偏見なしに温かく応援していただいた。感謝しています。一生懸命に練習して、試合をした。たくさんのファンが応援してくださって力になりましたし、幸せな時間でした。それで、こんなに素晴らしい賞をいただけた。大変、光栄です」と感謝の言葉を並べた。壇上では岸田文雄首相から「長い間、お疲れ様でした」と声をかけられたことも明かしていた。

　同賞は、スポーツ報道をする在京のテレビ、ラジオ19社および新聞、通信社35社のスポーツ記者の責任者で構成される選考委員の投票に基づき、選考委員代表者立会いのもとでの選考後、理事会の承認を得て決定。『日本プロスポーツ大賞』大賞 内閣総理大臣杯は、プロ野球（WBC優勝チーム）の侍ジャパンが受賞した。

　殊勲賞ならびにNHK賞はやり投げの北口榛花、殊勲賞は野球の大谷翔平、プロボクシングの井上尚弥、特別賞はプロ野球の阪神タイガース、プロサッカー（Jリーグ）のヴィッセル神戸、最高新人賞はプロ車いすテニスの小田凱人、功労者賞は女子卓球の石川佳純、女子プロゴルフのイ・ボミ、敢闘賞はモータースポーツの宮田莉朋、女子プロゴルフの山下美夢有、サッカー女子日本代表の宮澤ひなた、新人賞はプロ野球（阪神タイガース）の村上頌樹、大相撲（伊勢ヶ濱部屋）の熱海富士朔太郎が受賞した。

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