日本財団が推進する『HEROs AWARD 2023』の表彰式が18日、都内で開催された。車いすテニスの小田凱人(17)が出席した。 『HEROs AWARD』は、社会のため、地域のため、子どもたちの未来のため、競技場の外でもスポーツマンシップを発揮している多くのアスリートたちを称え、支えていくためのアワード。この日は、受賞者のほか、加藤未唯、寺田明日香、小塚崇彦、清水希容、五郎丸歩、清宮幸太郎、池田信太郎、羽根田卓也、工藤公康、中田英寿ら豪華なアスリートたちも参加した。 小田は、授賞式の合間に簡単なインタビューに応じた。この日は真っ赤な衣装が目を引いたが「ヒーローなので赤色で」と説明し、会場をわかせた。6月の全仏オープン男子シングルス優勝し、史上最年少での4大大会制覇となり、世界ランキング1位も達成した。来年はパリパラリンピックも開催。「僕はパラリンピックを見て車いすテニスをやろうと思った。その舞台がついに来年来るので、今はめちゃくちゃ楽しみ。目標は、(現在は)世界ランク2位なんですけど1位として迎えて金メダルを取れるように頑張りたいです」と意気込んだ。