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『窓ぎわのトットちゃん』ギネス世界記録に認定 黒柳徹子「トモエ学園の友達も喜んでくれると思う」 42年間売れ続けて2500万部超

 俳優・タレントの黒柳徹子(90)著の『窓ぎわのトットちゃん』(講談社/1981年発売)が14日、ギネスワールドレコーズから認定証が贈られ、「最も多く発行された単一著者による自叙伝」Most copiespublished for an autobiographical memoir by a single authorとしてギネス世界記録に認定された。記録対象部数は2511万3862部(2023年9月末の全世界累計)。

黒柳徹子著『窓ぎわのトットちゃん』ギネス世界記録に認定

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 また、『窓ぎわのトットちゃん』42年ぶりの続編となる『続窓ぎわのトットちゃん』も発売2ヶ月で50万部を突破、初の映像化となるアニメ、映画『窓ぎわのトットちゃん』も12月8日より全国337スクリーンで公開し、観客からは「涙が止まらなかった」「2023年を締めくくるに相応しい傑作!」など絶賛の声が集まっている。

 黒柳自身の幼少期を描いた『窓ぎわのトットちゃん』は、1981年3月6日に発売されると、本の売れ行きがNHKのニュースになり、トラックに積まれた本が書店にどんどんと運ばれていく様子が中継された。

 現在まで108刷を重ねる(81年発行のオリジナル)単行本だけで585万部を売り上げ戦後最大のベストセラーに。文庫版などの形態を含めると800万部以上を国内で売り上げた。全世界では2500万部超、20以上の言語で翻訳され海外でも人気を博している。特に1600万部を記録している中国では児童文学として位置づけられ、子供だけではなく教育者の中でも広がり、今では小学校の教科書にも収録されている。

 なお、黒柳が司会を務めるテレビ朝日『徹子の部屋』も、2023年9月12日に、「同一司会者によるトーク番組の最多放送」Most TV talkshow episodes hosted by the same presenter1万2100回でギネス世界記録を更新した。

黒柳徹子著『窓ぎわのトットちゃん』ギネス世界記録に認定

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 黒柳は「『窓ぎわのトットちゃん』は、トモエ学園の小林先生のことや、自分の子供の時のことを書いておきたいと、割と純粋な気持ちで書きはじめた本です。それが今回、自叙伝という形でギネス世界記録に認定いただいたこと心からうれしく思います。前に、イギリスの方に『トットちゃんを読むと自由な気持ちになれる、それがすごくいいんだ』って仰っていただいて、そういうところが日本だけでなく海外の読者にも受け入れられたのかなと思うとうれしいですね。これからも小さな子供や、若い方に読んでいただいて、優しい気持ちになってもらったり、小林先生のような自由なものの考え方をしてもいいんだと思ってくださったらと思います」とコメント。

 また、トモエ学園時代のトットちゃんが誰かに「やったよ!」と伝えるとしたら、まず一番に誰に報告したいと思うでしょうかという質問には「やっぱり泰明ちゃんかな。きっと泰明ちゃん喜んでくれると思います」、続けて「すごい物理学者になったタイちゃんも喜んでくれると思います」と答えていた。

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