北米で毎年11月の第4木曜日(今年は11月23日)は、サンクスギビング(感謝祭)・デー。収穫時期に大地の恵みを神に感謝する、クリスマスの前のビッグ・イベントだ。この日は家族や親しい友人と集まり、ターキーなどのごちそうを囲むのが習わし。そんな祝いの日と同じタイトルの映画『サンクスギビング』が12月29日より全国公開される。
本作は、クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督がタッグを組み、映画本編2本と実在しない映画の予告編5本で構成された“伝説のホラー映画”『グラインドハウス』(2007年)の中で上映されたイーライ・ロス監督によるフェイク予告編『感謝祭(Thanksgiving)』を、16年の時を経てロス監督自らの手で長編映画化した作品。
先週17日に全米3204館で公開され、低予算の製作費ながらも、公開2週目の『マーベルズ』と同等の興行収入1000万ドル超を記録する大ヒットスタートを切った(※11月20日付、Box Office Mojo調べ)。サンクスギビングのホリデー当日にも多くの観客を集めることが見込まれている。
イーライ・ロス監督は、タランティーノが製作総指揮を務めたホラー映画『ホステル』(05年)を手掛けて大ブレイクした後、『グリーン・インフェルノ』(13年)やキアヌ・リーブス主演のサイコスリラー『ノック・ノック』(15年)など、壮絶な恐怖と残虐描写で世界中に物議を醸してきたホラー界の鬼才。
子どもの頃からホラー映画に夢中になり、VHSで殺戮と混沌と流血にあふれた作品を観まくってきた。その中で、少年期に出会ったホリデー・ホラー/フェスティバル・ホラーとジャンル分けされる作品群に、ハロウィンやクリスマスを扱ったホラーは多いのに、サンクスギビングを題材にしたスラッシャー映画が作られていないことに疑問を抱いていたという。
クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督から『グラインドハウス』のための実在しない予告編の依頼を受けた時、ロス監督はハリウッドが作り忘れていたこの大事な祝祭をテーマとして取り上げるチャンスだと考えた。そして制作されたフェイク予告編『感謝祭(Thanksgiving)』に観客は歓喜し、ホラーファンから「実在しない最高のホラー映画」と称された。ロス監督は16年もの間、ファンからこのフェイク予告編の映画を実際に作る気はないかと聞かれ続けてきたという。そして、その時が来た――というわけだ。
解禁された特別映像の中でロス監督は「夢がかなった」と語っている。子どもの頃から夢見たスラッシャー映画に、得体の知れない殺人鬼、奇想天外な殺人シーン、底なしに怖くて、そして楽しいもの、それらすべてを本作で達成することができたという。映像内でも、「殺人シーンは最高の仕上がりを目指した」「殺人シーンこそ名誉の印」と、並々ならぬ自信を見せている。
さらには、「これ以上の映画は撮れない。思い残すことはない」と断言。引退宣言に取られかねない、まさに正真正銘の本気の作品であることが伝わってくる。さらにロス監督は、「すべての殺戮は、私たちの恐怖と血の基準を満たしていなければならなかった」「『グラインドハウス』のフェイク予告編で自分が成し遂げたレベルに合わせようとするだけでなく、可能な限りそれを上回ろうとした」と、ホラーファンにはさらに期待が高まるコメントも残している。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
本作は、クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督がタッグを組み、映画本編2本と実在しない映画の予告編5本で構成された“伝説のホラー映画”『グラインドハウス』(2007年)の中で上映されたイーライ・ロス監督によるフェイク予告編『感謝祭(Thanksgiving)』を、16年の時を経てロス監督自らの手で長編映画化した作品。
先週17日に全米3204館で公開され、低予算の製作費ながらも、公開2週目の『マーベルズ』と同等の興行収入1000万ドル超を記録する大ヒットスタートを切った(※11月20日付、Box Office Mojo調べ)。サンクスギビングのホリデー当日にも多くの観客を集めることが見込まれている。
イーライ・ロス監督は、タランティーノが製作総指揮を務めたホラー映画『ホステル』(05年)を手掛けて大ブレイクした後、『グリーン・インフェルノ』(13年)やキアヌ・リーブス主演のサイコスリラー『ノック・ノック』(15年)など、壮絶な恐怖と残虐描写で世界中に物議を醸してきたホラー界の鬼才。
子どもの頃からホラー映画に夢中になり、VHSで殺戮と混沌と流血にあふれた作品を観まくってきた。その中で、少年期に出会ったホリデー・ホラー/フェスティバル・ホラーとジャンル分けされる作品群に、ハロウィンやクリスマスを扱ったホラーは多いのに、サンクスギビングを題材にしたスラッシャー映画が作られていないことに疑問を抱いていたという。
クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督から『グラインドハウス』のための実在しない予告編の依頼を受けた時、ロス監督はハリウッドが作り忘れていたこの大事な祝祭をテーマとして取り上げるチャンスだと考えた。そして制作されたフェイク予告編『感謝祭(Thanksgiving)』に観客は歓喜し、ホラーファンから「実在しない最高のホラー映画」と称された。ロス監督は16年もの間、ファンからこのフェイク予告編の映画を実際に作る気はないかと聞かれ続けてきたという。そして、その時が来た――というわけだ。
解禁された特別映像の中でロス監督は「夢がかなった」と語っている。子どもの頃から夢見たスラッシャー映画に、得体の知れない殺人鬼、奇想天外な殺人シーン、底なしに怖くて、そして楽しいもの、それらすべてを本作で達成することができたという。映像内でも、「殺人シーンは最高の仕上がりを目指した」「殺人シーンこそ名誉の印」と、並々ならぬ自信を見せている。
さらには、「これ以上の映画は撮れない。思い残すことはない」と断言。引退宣言に取られかねない、まさに正真正銘の本気の作品であることが伝わってくる。さらにロス監督は、「すべての殺戮は、私たちの恐怖と血の基準を満たしていなければならなかった」「『グラインドハウス』のフェイク予告編で自分が成し遂げたレベルに合わせようとするだけでなく、可能な限りそれを上回ろうとした」と、ホラーファンにはさらに期待が高まるコメントも残している。
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2023/11/23