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フジテレビ「男性の性被害という問題への感度が低かった」 ジャニー喜多川氏の性加害問題…一連の社内調査報告
 フジテレビは21日、特別番組『週刊フジテレビ批評 特別版〜旧ジャニーズ事務所創業者による性加害問題と“メディアの沈黙”〜』を放送。故・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、旧ジャニーズ事務所への対応について社内調査結果を報告した。番組の様子は現在、フジテレビの公式YouTubeチャンネルでも見ることができる。

フジテレビ(C)ORICON NewS inc.

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 番組では、フジテレビの現役・元社員77人への調査に基づき、旧ジャニーズ事務所の性加害問題に関する報道と、事務所への対応を自己検証。

 まず、ジャニー氏の性的虐待の実態を報じた『週刊文春』(1999年)の記事について、旧ジャニーズ事務所側は名誉毀損で損害賠償訴訟を起こした。2003年の高裁判決では「一部については名誉毀損を認めたものの性加害については『真実性の要件を認める』」、2004年の最高裁では「上告を退け、高裁の判断を維持した」が、フジテレビはこの判決について報じてこなかった。

 理由について元社会部記者は「(当時)直後にオウム真理教教祖の麻原被告(当時)の判決を控え、それにかかりっきりだったと思う」と振り返り、元報道番組幹部も「このネタを正面からニュースで扱う認識が全く無く、芸能ゴシップ、スキャンダル的な受け止め方をした」と社内調査のコメントが公開された。

 また、元報道番組幹部は「ニュースとして取り上げる重みがある感じがしなかった。それだけ男性の性被害という問題への感度が低かったと思う」と伝えた。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

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