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王貞治氏、大谷翔平選手を手放しで絶賛「アメリカ人が待ち望んでいたヒーロー」 “憧れるのをやめましょう“発言にも言及

 タモリが司会者を務めるテレビ朝日系大型特番『タモリステーション』が、27日午後8時から放送される。今回は、868本塁打記録を持つ王貞治氏、侍ジャパン前監督・栗山英樹氏をはじめとする出演陣が、歴史的快挙である日本人初のアメリカ・メジャーリーグ(MLB)ホームラン王に輝いた大谷翔平を再びクローズアップ。怒涛の2023年を振り返るとともに、世界中が注目する来季の活躍予想まで、2時間にわたって大谷選手を多角的に深掘りする。

『タモリステーション』で対談した(左から)栗山英樹氏、王貞治氏(C)テレビ朝日

『タモリステーション』で対談した(左から)栗山英樹氏、王貞治氏(C)テレビ朝日

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 毎年40本のホームランを20年打ち続けてもたどり着くことができない、868本という前人未到の世界記録を打ち立てた“世界のホームラン王”王氏は、日本人初のMLBホームラン王という大谷選手の歴史的快挙について、「(球団数の多い)メジャーリーグでは、初めて対戦するピッチャーが多い。だから日本で打つよりもアメリカで打つ方が難しいと思う。その中で、力負けもせず、むしろ相手に“大谷にはかなわない”と思わせるほど、ホームランの中身がすごかった。彼は技術だけじゃない。自ら幅広く、奥深く考えながら相手と勝負したことがいい結果のもとになった」と分析。「アメリカ人が待ち望んでいたヒーローが、大谷翔平という日本人だったんですね」と手放しでたたえた。

『タモリステーション』で対談した(左から)栗山英樹氏、王貞治氏(C)テレビ朝日

『タモリステーション』で対談した(左から)栗山英樹氏、王貞治氏(C)テレビ朝日

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 また、王氏は大谷選手のホームラン映像を踏まえて、圧巻のバッティングをつぶさに解説。「“飛ばす”のではなく、“飛んでいっちゃう”打ち方をしている」と評すが、その言葉の意味とは。

 王氏と侍ジャパン前監督・栗山氏の対談では、王氏の“一本足打法”と大谷選手の“ノーステップ打法”の意外な共通点も明らかに。これには、栗山氏も「見た目(フォーム)は違いますが、結局、同じことをしているということ…!?」と驚きを隠しきれず。そんな2人が語る、究極の本塁打論とは。

 また、王氏は栗山氏が監督を務め、日本が14年ぶりの優勝をはたしたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も振り返り、決勝直前の大谷の“憧れるのをやめましょう発言”に注目。「大谷のあのひと言は(チームにとって)ものすごく大きかったと思いますよ。本当にいいポイントを突いてくれたと思います」と、侍ジャパン優勝の背景にその名言があると指摘。さらに2人はこれからの大谷選手への期待を語り合う。

 タモリは、憧れの大スターでもある王氏の詳細解説に、「王さんがあんなにも詳しく解説してくださるとは…。すべてが興味深かった!」と感心しきり。「王さんと大谷選手、まったく違うバッティングだと思っていたら、ある点ではまったく同じなんですね。矛盾するものを内包しているんですからスゴイ。もはや理論を超えている」と驚嘆。

『タモリステーション』で対談した(左から)栗山英樹氏、王貞治氏(C)テレビ朝日

『タモリステーション』で対談した(左から)栗山英樹氏、王貞治氏(C)テレビ朝日

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 『タモリステーション』では2022年1月の初回でも大谷選手にスポットを当てたが、タモリは今回の収録を終えて、「昨年より、番組内容が濃く深く、さらに進化していると思いますね。細部にわたってさまざま分析していますので、野球の見方、大谷選手の見方が変わると思いますし、スポーツそのものの楽しみが増えると思います」と太鼓判を押した。

 このほか、スタジオには野球解説者で名球会の理事長でもある・古田敦也氏、元メジャーリーガー・五十嵐亮太氏らも集結。一同で大谷選手を存分に語りつくすとともに、番組の独自&総力取材で活躍の秘密に迫る。

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  • 『タモリステーション』で対談した(左から)栗山英樹氏、王貞治氏(C)テレビ朝日
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