フィギュアスケーターの坂本花織が8日、都内で行われた『フィギュアスケート グランプリシリーズ／ファイナル 世界一決定戦2023』記者発表会見に出席した。カナダ大会とフィンランド大会に出場する坂本は「今年こそはメダルを取りたい」と意気込みを語った。

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　世界選手権2連覇を誇る坂本だが「シニアに上がってから、唯一メダルがないのが、ファイナル」とする。「ファイナルに出て今年こそはメダルを取りたいと思っているので、全段階としてグランプリシリーズ2戦を勝ち抜きたい。自分のベストな演技ができたら、結果も打ちてくると思うので、頑張りたいと思います」と力を込めた。

　会見中、“子ども新聞記者”から持ち味である“元気”への質問が飛び出すと、坂本は「だめだった試合のあとは、思う存分泣いて悪いものを全部出し切る。ここまで落ちたんなら上がるだけだと気持ちを切り替えて、次に向けて後はやるだけ」と力強く回答。「気持ちの切り替えはうまくいけば、次もうまくいくことが多い」として「今年はこの時点でシーズン序盤にしては調子が上がってきているので、このまま自分らしさを忘れずにやっていけたら」と“自然体”を目標に掲げた。

　同大会では、アメリカ（10月20〜22日）、カナダ（10月27〜29日）、フランス（11月3〜5日）、中国（11月10〜12日）、フィンランド（11月17〜19日）、日本（11月24〜26日）の6ヶ国を転戦する。GPシリーズの成績上位6人のみが、中国・北京で行われるGPファイナルに進出し、世界一の座を狙う。日本大会（NHK杯）を除く全大会は、「テレ朝動画 ライブ配信」にて配信される。

　会見には、宇野昌磨、山本草太、鍵山優真、坂本、樋口新葉、三浦璃来、木原龍一の出場選手のほか、メインキャスター・松岡修造、特別開設・荒川静香、解説・町田樹も出席した。

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