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【RIZIN】安保瑠輝也のブレない“世界一”への道 木村ミノル、クラファン、新K-1、そして平本蓮への本音【インタビュー】
 24日に開催される『RIZIN.44』(さいたまスーパーアリーナ)で、宇佐美正パトリック(23)とキックボクシングルールで対戦する安保瑠輝也(27)。RIZIN初参戦となった5月の『RIZIN.42』では、“ムエタイのレジェンド”ブアカーオ・バンチャメークと対戦し、KO勝利を宣言していたものの結果はドロー(引き分け)で、“有言実行”デビューとはならなかった。

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 それから4ヶ月、悔しさをバネに激しい練習に取り組んできた成果を今回こそ発揮しようと意気込む安保に、ORICON NEWSではインタビューを実施。すべての行動が注目を集め、ファンもアンチも巻き込みながら存在感を高め続ける男は、どんな“最強”を見据えているのか。話題となったジムのクラウドファンディングをはじめ、新体制となったK-1、所ジョージとの交流、そして因縁のある平本蓮についても聞いた。

■ブアカーオ戦の反響は「“否”ばっかりでした」次の試合で評価をひっくり返す

――試合会見の直後のインタビューですが、会見では宇佐美選手とのバチバチのマイクバトルが繰り広げられました。

【安保】前回のブアカーオ戦は、相手の国籍が違ったし、自分のリスペクトが強すぎたので盛り上がることが言えなかったけど、今回の宇佐美選手はSNSでも喧嘩してることをいろんな人が知ってる思って。でも顔は多分わからないだろうから、会見にガソリンスタンドの店員さんが出てきたのかなって思った人もいただろうけど(笑)、ストーリーとか因縁があるので、面白い試合になると思います。

――RIZIN初参戦となったブアカーオ戦は、賛否どちらも含めて反響は大きかったのでは?

【安保】反響はありましたけど、ほとんどが“否”ばっかりでした。それは認めざるを得ないです。試合後にも言いましたけど、大口を叩けるのは有言実行できるやつだけなので。だから自分は悔しい思いを4ヶ月抱えているので、宇佐美選手との試合でフラストレーションを爆発させてやりますよ。

安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.

安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.

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――試合前の「MMAは床でゴロゴロしてつまらない」発言は大きな話題となりましたが、賛同の声はありましたか?

【安保】ないです(即答)。僕がブアカーオをバーンとKOしてたら盛り上がっていたと思うんですけど、格闘技はどこまでいっても結果がすべてなので。だから悔しかったですけど、批判をエネルギーにして練習しているし、あの発言も結果的に良かったって思ってもらえるような試合を次は見せます。

――RIZINファンの中には、安保選手に対して「次はどんな試合を見せてくれるんだ?」って斜に構えている人も多いと思いますが、そういう目線を宇佐美戦で全部ひっくり返したい?

【安保】そういうことですね。僕はYouTubeをやったり、いろんなビジネス的なことも考えているのですが、そういうのは一旦抜きにして、この4ヶ月は格闘技に全集中してやってきました。だから今は本当に仕上がっていますし、今すぐに試合してもいいよって本気で思えるくらいに心技体がそろっています。

『RIZIN.44』で対戦する宇佐美正パトリック(左)、安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.

『RIZIN.44』で対戦する宇佐美正パトリック(左)、安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.

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■立ち技に挑戦する宇佐美には「リスペクト」 KO率の高いオープンフィンガーマッチも“興味アリ”

――宇佐美選手とはSNSでバトルしていたときから、いつか戦う予感はありましたか?

【安保】そういうのって直感で感じるんですけど、「多分、宇佐美とやるんだろうな」って思っていました。知名度では差がありますけど、彼はボクシングで実績も作っていて(高校時代に6冠を達成)、立ち技もちゃんとやれることがわかっています。それに、自分が喧嘩している木村(“フィリップ”ミノル)との関係性もあって、2人まとめて喰ったらめっちゃ美味しいしカッコいいと思うので、宇佐美をハイキックで倒して、木村に叩きつけてやりますよ。
(※宇佐美と木村は同じジム。当初は安保が木村に対戦表明していたが、木村がドーピング検査で違反となり出場停止となったため、宇佐美との試合になった)

――その一方で、MMAファイターの宇佐美選手と対戦することは、安保選手にはリスクが大きいのでは?

【安保】リスクというより“リスペクト”ですかね。立ち技でトップファイターの僕に対して、MMAの選手が立ち技で試合をすることに関しては、男らしいなと。その反面、ナメてるなとも思います。自分が負けたらなんて一切考えていないですね。

――今回の『RIZIN.44』では、唯一のキックボクシングルールの試合です。MMAを見に来るファンが多いなかで、どんな試合を見せるのでしょうか?

【安保】黙って見とけ、だけです。キックの迫力をわからせますから。

『RIZIN.44』で対戦する宇佐美正パトリック(左)、安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.

『RIZIN.44』で対戦する宇佐美正パトリック(左)、安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.

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――RISEではYA-MAN選手を中心に「オープンフィンガーグローブ(OFG)」のキックルールの試合が行われていますが、興味はありますか?

【安保】あれもいいですよね。面白いので興味はあります。やっぱりみんなが見たいのはKOじゃないですか。MMAでも立ち技でも、それが結論で。最悪のMMAの展開って、寝るだけ寝て特に技の攻防もなく、床に押さえつけたり壁に押し付けて終わり。先日の『超RIZIN.2』を見て、そんな風に感じたんですよ。倒しに行くというよりは、勝ち星を取りに行くみたいな。でも、そういう試合って面白くないし、試合中に目を離しちゃう。そういう試合ってエンターテインメントの理想じゃないと思っていて。OFGでキックルールって薄いグローブで殴り合うからKO率も高いし、目を離した瞬間にどうなるかわからないじゃないですか。だからすごく興味はあるし、RIZINでやったらいいんじゃないかと思います。

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■アンチの声に本音「メンタルは強くないですよ」それでも“世界一”目指しブレずに進む

――先日は新たなジムの設立のためのクラウドファンディングを実施し、目標額の3000万円の支援を見事に達成されました。どんなジムを作っていくのでしょうか?

【安保】僕はYouTubeをやっていて、メンバーにはてるくんとか、問題児のジョリーとかいるんですけど(笑)、そのチームとしても安保瑠輝也個人としても、東京に上京した環境を構築したかったんです。そこでジムを立ち上げて本当に練習に集中できる環境を作らせてもらいました。それに対してたくさんの方に支援を頂いて、本当にありがたいという気持ちしかないです。一般会員の方が入れるジムではなく、強くなるための研究をするので「ファイトラボ」って名付けて、格闘技に特化して集中する場所です。いろんなジムに移動して練習するのってすごく非効率なことなので、そういう所を作りたい以前から考えていました。

――クラファンに対して、アンチだけでなく現役ファイターからも批判的な声もありました。

【安保】別に何も気にしてないです。結果がすべてじゃないですか。支援が集まったので、「スミマセン、集まってしまって」って感じです(笑)。今って、何をするにも批判されがちですけど、批判する側より批判される側が得する時代なんですよ。人からああだこうだと言われても結果的にやってしまった人が得するので、批判する人のことは何も思わないし「お前もやってみれば?」って言いたいです。

『RIZIN.44』で対戦する宇佐美正パトリック(左)、安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.

『RIZIN.44』で対戦する宇佐美正パトリック(左)、安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.

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――今や一つの行動や言動が賛否を呼ぶ安保選手ですが、アンチからの誹謗中傷に対してもメンタルを強く保てる秘訣とは?

【安保】ぜんぜん強くないですよ、僕だってアンチコメントを見て家で泣いてます…、それはウソですけど(笑)。まあ、性格なんで仕方ないですね。今さらいい子ぶることもできないし、自分は素の性格でやってるだけなんで。小さい頃からこういう感じで、僕を好きでいてくれる人に対しては「ありがとうございます。頑張ります」って気持ちはありますし、僕を嫌いな人に対しても「わからしたるから、見とけよ」って思ってるので、どっちの人もエネルギーですよ。

――普通の人だといろいろ言わることだけで、ストレスになったり消耗してしまいます。

【安保】そういう意味では、僕はそれをエネルギーに変えられる性格なのでツイてました。自分の心に火が付いている状態のときは何を言われても大丈夫です。

――クラファンのページでは「俺が目指しているのは、格闘技で『世界一』になることです」と最初に書かれていましたが、この“世界一”というイメージをもう少し具体的に教えてください。

【安保】具体的なことを言えない理由があるんです。今はK-1を辞めてRIZINでキックルールの試合をやっていて、木村とも薬(ドーピング)が抜けたら試合をやるつもりですし、いま僕の目の前に用意されているのは立ち技格闘技なので、まずは目の前のことに集中しています。だから、格闘技で『世界一』になるとしても、どんな競技や階級でたどり着くのか自分でもわからないんです。ボクシングかもしれないしムエタイかもしれないけど、世界一になるっていう心構えだけは絶対にブレずに、何をやるにしても世界一だけを目指していきます。どこにシフトしていくのか、安保瑠輝也は格闘技で何を表現して世界一になっていくのか、楽しみにしてください。

安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.

安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.

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■K-1の開国で「リベンジしなきゃいけない相手ともRIZINでできるかな」沈黙の平本蓮にはラブコール!?

――安保選手が昨年まで活躍されたK-1は、この夏から「ReBOOT」して新体制となり、RIZINなどにも“開国宣言”しました。そんな古巣をどのように見ていますか?

【安保】正直に言ったら、もうちょっと早くできただろうって。去年の『THE MATCH 2022』が終わってすぐやったら良かったのにって思いました。これからどうなるかわからないですけど、僕が抜けて、木村、芦澤竜誠、そして武尊選手といろんな選手が抜けていって、そうなる前にやれていたらな、と。でも、結果として業界的に考えたらいいことだと思います。RIZINにK-1選手が上がってくるとなったら、僕もリベンジしなきゃいけない相手もいますし。そういった試合ができるのかなと思うと、ワクワクしていますよ。

――安保選手はSNSで「年末に向けてなかなか面白いことになる」と予告して、楽しみにしているファンの方も多いのでヒントを教えていただけないでしょうか?

【安保】RIZINの榊原社長に「こういった流れを考えている」と聞いて、けっこう立ち技でも面白い展開がRIZINでやれると感じたので「面白いことになる」と予告しましたが、実際に木村がドーピングで陽性になったり、面白くなってるじゃないですか(笑)。日本の格闘技界でドーピング陽性を発表して謝罪する会見なんてなかったですよね? そんな会見をしたアイツはある意味でスターですよ。僕も会見に乱入しようとして止められましたけど(笑)。そういう流れも含めて、RIZINでいろいろ面白いことができそうです。

――格闘技以外の話題についてもお伺いします。所ジョージさんと相撲を観戦したことがニュースになったり、『笑ってコラえて』(日本テレビ系)に出演されましたが、所さんとの交流のきっかけは?

【安保】僕のYouTubeをシンプルに見てくれているらしいです。それで、自分がやってるスポーツアパレルのブランドのポップアップストアに所さんが足を運んでくれようとしてくださって、結局は『笑ってコラえて』の収録と重なって来られなかったのですが、「みんなを応援してるよ」って、グッズとかいろんなものを送っていただいたんです。それで「ぜひお会いさせていただいてお礼をお伝えしたい」ということで、世田谷ベースに行かせていただいて、そこから本当に良くしていただいています。僕たちが「少年のように楽しんでいるのがいい」とおっしゃってくれています。

――安保選手の試合を応援に来られることもあるのでしょうか?

【安保】今回の試合は声をかけさせていただこうかなと思います。ぜひ生観戦していただきたいですね。

――最後に、因縁の相手で最近SNSを更新していない平本蓮選手の近況について、ご存知でしたら教えてください。

【安保】たぶん元気でしょ。最初はSNSから消えたと思って、僕のいらんことをちょいちょい言うから「消えてよかった〜」って思ったんですけど、時間が経ったらちょっと寂しいですね。「なんか俺のこと言ってくれないかな」って。鬱陶しい存在なんですけどね。僕の試合が決まって、アイツもリブートしないかな(笑)。

『RIZIN.44』安保瑠輝也vs.宇佐美正パトリック

『RIZIN.44』安保瑠輝也vs.宇佐美正パトリック

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●『RIZIN.44』対戦カード
・フェザー級
牛久絢太郎vs.萩原京平
・フェザー級
クレベル・コイケvs.金原正徳
・ライト級
スパイク・カーライルvs.堀江圭功
・フェザー級
中原由貴vs.白川陸斗
・フェザー級
摩嶋一整vs.横山武司
・バンタム級
中島太一vs.岡田遼
・ヘビー級
シビサイ頌真vs.ヤノスチューカス
・ヘビー級
スダリオ剛vs.トッド・ダフィー
・フライ級
福田龍彌vs.山本アーセン
・フライ級
征矢貴vs.ラマザン・テミロフ
・70キロ級(キックボクシングルール)
安保瑠輝也vs.宇佐美正パトリック

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  • 安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.
  • 『RIZIN.44』安保瑠輝也vs.宇佐美正パトリック
  • 『RIZIN.44』で対戦する宇佐美正パトリック(左)、安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.
  • 『RIZIN.44』で対戦する宇佐美正パトリック(左)、安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.
  • 『RIZIN.44』で対戦する宇佐美正パトリック(左)、安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.
  • 榊原信行CEO (C)ORICON NewS inc.
  • 安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.
  • 宇佐美正パトリック (C)ORICON NewS inc.

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